更新日:2022年12月16日 17:35
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<パチンコ>旧規則機が撤去された今‟狙うべき台とすべき立ち回り”を3人のパチプロが解説

CR機がなくなった今打つべきパチンコとは

パチンコ

写真はイメージ

 ついにパチンコ界からCR機がなくなった。これにより、設置期限ギリギリまで稼働を続けた「真・北斗無双」や「真・花の慶次2 漆黒の衝撃」といった、プロ御用達の機種がパチンコ店が一斉に消滅。言わば、プロにとっては食い扶持がなくなった状況である。  2018年に施行された法律により、完全撤去が決まったCR機。しかし新型コロナウイルスによるパチンコ店への影響を考慮し、撤去期限が1年以上延期されていた。この特別措置によって助かったのは、パチンコ店だけではない。2016年に導入され、多くのパチンコ店のメイン機種として不動の人気を誇った「真・北斗無双」は、プロに好かれていたからこそ高い人気を誇った機種である。  コロナ禍で厳しい状況の台が並んでいたとはいえ、電サポ中にしっかりと玉を増やせる機種の設置が延長になったことは、パチプロにとっても大きな恩恵であった。

「この機種が熱い!というのはなくなった」という声も

 まずは九州で活動をするパチプロのA氏に話を聞いた。初代北斗無双でギリギリまで稼働していたという彼は、2月以降はどのような立ち回りをするのだろうか。 「正直、もう狙っている機種はないですね。大当り後の右打ちで増やせる台は少なくなって、特にこれといった機種はなくなりました。最近技術介入要素が高い機種として、プロの間では話題になっている『ぱちんこ乗物娘』は右打ち中に増やせますが、台数が多くないので微妙で……」  A氏によれば、特定の機種を攻略して……というのは、なかなか難しいという。だが、そこは生き馬の目を抜いてこそのプロ。一般のファンとは違った着目点で台を選んでいるようだ。 「強いて言うなら、右打ち中に素人のパチンカーと全く差がつかない台は打たないようにしています。今は大当りラウンド中も電サポ中も、打ちっぱなしにしても玉が減りにくい台が多いですからね。通常時の回転率が1番大事ではありますが、それでも大当り中からその後の電サポがパチプロの腕の見せ所なので、そこが変わらないとなると打つ意味がありません」  さらにA氏は機種選びよりも店選びが今後は勝負を分けると言う。 「今の台は素人と差が付きにくいため、機種選びの重要性は下がったかと思うんですが、店選びはより一層重要になると思います。打つ技術で差がつきにくいとなれば、店を選ぶ力で勝負するしかありませんからね。  回転率さえよければ、今は出玉が尋常じゃないほど速い台が多いので、通常時に回転数も伸ばせると思っています。とにかく特定日のリサーチや、今まで見ていなかったユーチューバーの来店情報なんかも含めて、視野を広げて店選びをすることが今後の立ち回りで重要になりますね」   メインで打てる機種がなくなったから廃業……ではなく、どうしたら勝てるのかを考えて立ち回る。こうした臨機応変さがこれからの時代は求められるのかもしれない。
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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