この説明に対し、東野さんは、眉の中央が引き上げられ、口角が引き下げられる悲しみ表情をし、宮迫さんの心情に理解を示そうと「バリバリバリバリ働きたい、動きたいっていうタイプやから、その人に、う～ん、ま、勝手な言い分かもわからんけど、ずっと家で謹慎っていうのはなかなか酷なんかなと、ちょっと」と躊躇しながらもフォローの返答をします。 　出川さんは、唇が上下からプレスされる感情抑制の表情で無言。原西さんは、眉が中央に引き寄せられ、口角が引き下げられ、下唇が引き上げられ、首を傾ける感情抑制及び疑問表情で無言。藤原さんは、唇が上下からプレスされ、口をとがらせ怒り表情、眉の内側が引き上げられる悲しみ表情で無言（ケンドーコバヤシさん及び狩野さんは、カメラの寄りなしで不明。発言はなし）。 　ゲストに来ていた芸人の皆さんは、往々にして宮迫さんの説明が腹落ちしていない様子です。宮迫さんの謝罪は、一見謝罪に見えて、謝罪になっていないと皆さん感じられていたのだと思います。 　 　釈明には、謝罪、弁解、正当化、否定の4種類があります。この4種類を分ける基準は次の3つです。 ①行為への関与：ある被害が発生したときに、被害に関連した行為をしたことを認めるか否か ②行為の不当性：その行為が不当であったことを認めるか否か ③結果の責任：自分に責任があることを認めるか否か 　①を認めない場合、否定となります。①は認めるが②を認めない場合、正当化となります。①及び②は認めるが③を認めない場合、弁解となります。①②③全てを認めて始めて、謝罪となります。 　宮迫さんの釈明は、コラボ相手の事情を言い分として含めることで、③の責任の所在が薄まってしまっていると考えられます（なお、8月19日に宮迫さんのYouTubeチャンネルで③についても認め、謝罪する配信をしています）。 　このときの蛍原さんの気持ちは、蛍原さんの表情をマネすることで追体験できます。口角を下げ、口を一文字に結び、鼻にしわを寄せ、片方の口角を上げてみて下さい。何だかもモヤモヤした複雑な気持ちになると思います。これらは、悲しみ、感情抑制、怒り、嫌悪、軽蔑に関連する感情の表れです。 　特に目立っていたのが、嫌悪と軽蔑表情でした。