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ザコシ×くっきー!初の直接対決の感想は「圧倒的な脅威だった」『ドキュメンタル』シーズン10

自分だけ笑えることに違和感を覚えてしまう

ドキュメンタル 激闘の最中、オブザーバーが乱入する一幕もあった。いわば刺客として入り込んだ後藤は何を思ったか。 後藤:僕は笑ってもいい立場だったんですが、あの中に入ると逆に笑うことに違和感があるんです。そのときにゆりやんが僕だけを笑わそうとしてきたんですが、それは何も意味もないって! ザコシ:オブザーバーの話をすると、藤本さん(FUJIWARA)が入ってきた途端に場を仕切りだしたときは、思わずつられ笑いしそうになりましたね。危なかった。 くっきー!:確かにこのメンツで誰が回すんやと思ってたし、何なら僕がやろうとも思ってたんですけど、いきなり藤本さんが回し始めて、正直、嫌だなと思いました(笑)。

イチ大会のイチ人間の面白マックスを決める、それが『ドキュメンタル』

ドキュメンタル

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 最後に、芸人にとって『ドキュメンタル』とは何なのだろうか。 くっきー!:イチ大会でのイチ人間の面白マックスを決める場所。客前ではない分、今ここで1位なヤツが本当に一番面白いんやろうなと。 ザコシ:最大級のボケだらけの場なので、小ボケを出しても通じない。でも、それだけでもダメ。考えて持っていったものを出さないままってこともある。でも、通常の賞レースより作品感の強い大会だとは思います。 後藤:自分がまだお笑いにおってええんやと思える場所ですね。これだけすごい人が集まる中で自分もやらせてもらえるのがありがたいです。  芸人たちの熱き“ドキュメンタル”はまだ冷めやらない。 『HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル』シーズン10 初のチャンピオン大会。バイきんぐ・小峠、極楽とんぼ・山本、野性爆弾・くっきー!、ハリウッドザコシショウ、ゆりやんレトリィバァ、とろサーモン・久保田が出場 【くっきー!(野性爆弾)】 吉本興業所属。シーズン4、8優勝。『ドキュメンタル』で戦いたくない相手は「地位のある人。プーチン大統領や浜田雅功さん」 【後藤輝基(フットボールアワー)】 吉本興業所属。シーズン3、7出場。『ドキュメンタル』で戦いたくない相手は「岩尾は来るなよと毎回思う。一番笑ってしまう」 【ハリウッドザコシショウ】 SMA所属。シーズン5、7優勝。『ドキュメンタル』で戦いたくない相手は「マイク・タイソンもしくは付き添いのドン・キング」 取材・文/もちづき千代子 撮影/恵原祐二
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