更新日:2022年03月17日 21:39
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飛行機1機チャーターのお値段は? 仲間うちの乗り合い便に同乗してみた

セミオーダーチャーターとは

コロナ禍で移動旅客が激減し、余剰航空機材を使ったチャーター便が盛んに行われている。エアライン側が目的地を決め、周遊型で出発空港に戻ってくるというスタイルが主流だ。 静岡に本社を構え、名古屋小牧空港を拠点とするフジドリームエアラインズが2022年1月13日に発表したのは「セミオーダー遊覧チャーター」と名付けられたものだ。名古屋小牧空港から行先や機内などでできることを選択し、購入者自身のスタイルに仕上げて飛ぶことのできる貸し切りフライトである。

オーダーできる内容は

目的地は3種類。山、海、陸をテーマに富士山、三河湾、名古屋市を巡るフライトが選べる。これであれば、さほど驚くことではない。実は、今回の商品は1人から70人までで1機まるごと個人で貸し切ることができる。 チャーター料金は1時間のフライトで150万円。最大人数が搭乗すると一人2.2万円ほどの金額は、現実的な範囲内に収まる。業界の水準ではANAビジネスジェット社での事例で国内貸し切りは8人乗りで500万円からであり、フジドリームエアラインズの運賃は破格と言える。 仲間同士、飛行機内でできることを探してみるのも楽しいものだろう。様々なアイデアが浮かぶ。 コロナ禍で機内にて行われたイベントは多い。ANAはハワイ線に使用する総2階建て航空機「フライングホヌ」の遊覧チャーターを行った。JALが手掛けたのは海外に行ったつもりになれる目的地チャーターでハワイ、台湾やシンガポールなどがテーマとなった。コロナ禍前でも、航空会社は様々なアイデアを実現してきた。結婚式、映画鑑賞、講演会、お笑い、音楽会、空飛ぶ専門学校、プラネタリウム体験などまである。実は、目的のあるチャーター便の歴史は古い。 内容を選べる貸し切り型は今回が初めての試みだ。このチャーターフライトが3月14日に行われたので、どのようなものかご紹介したい。
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オーダーしたのはどんな人たち?
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航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing

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