更新日:2023年01月26日 16:22
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コンビニのレジで「無言でタッチすればいい」と思っている客の大きな勘違い

タバコは種類が多すぎて「全てを把握しているわけでない」

店で働くスタッフ 思いも寄らない言いがかりは意外と多い。普段タバコを買わない常連客が、知り合いに購入を頼まれたのか、アイコスの聞いたことのない種類を言ってきた。  筆者は探してみたが、見つからなかった。  その常連客は「あれ? おかしいな。聞いてからまた来ますね」と言って出ていった。その数分後、店に戻ってくると、ヒーツの種類を伝えてきた。  商品を渡して終わりと思ったのだが、いきなり「最初からこのタバコと知っていたんじゃない?」とワケのわからないことを言い出したのだ。呆気にとられていると、語気を強めて言う。 「この種類はヒーツにしかないみたいだから、わかっていたんじゃないの!?」 「いえ、ぜんぜんわからなかったです」  正直言って、タバコの種類は多すぎて全てを把握することはできないが、ほとんどの客はタバコの下についている番号で伝えてくれるのだ。  その客は、まるで筆者が意地悪をしたように言ってくるのだが、そんなわけがない。常連客なので以前、世間話をしたことがあるし、悪い人ではないことは知っているが、気分が悪くなった。

支払い方法は言われなければわからない

 失礼な客には日常的に出会うので、もはや慣れっこでもある。ちなみに、支払い方法を言わない客は、店員から評判が悪い。  交通系ICカードならば見せてくれればわかるが、いきなり財布や定期入れを端末に当てたりする。なぜか若い女性に多いのが特徴だ。  それ以外にもクレジットカードやWAON、ID、QUICPayなど、支払い方法もたくさんあるにもかかわらず、本人は“言わずともわかるだろう”という感じなのだ。  先日、若い女性が来店した。会計になると、いきなり定期入れをかざした。内心では、“またこのパターンかよ”と思いながら「なにでお支払いでしょうか?」と聞く。 「これ」 「これとは?」(“これ”じゃわからないよ!)  そして、パタパタと何回も当ててきたのだ。態度が悪くて驚いた。 「えっと、パスモですか?」 「はい」  最初から普通に「パスモで」と言えばいいだけなのである。
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