エンタメ

吉岡里帆が語る「社会の問題をエンタメという形で伝える意義」とは

みんなでやっているからできていることばかり

DMA-RY_068──劇中では、柄本佑さんが演じるプロデューサーの行城が瞳を、尾野真千子さんが演じるプロデューサーの有科が王子を、それぞれ違うスタイルでサポートしていました。吉岡さんにとって、このふたりのような頼れる存在はいますか? 吉岡 ここ(取材に同席)にいるふたりのマネージャーさんたちですね。ふたりは、監督の意見は無視して物事を強引に進める行城さんよりは、監督の気持ちに寄り添ってくれる有科さんタイプだと思います。行城さんは、うちの事務所の社長に似てるかも(笑)。 行城さんのプロデュースの仕方って、される側にとっては時間が経ってからそのありがたさがわかるやり方だと思うんです。有科さんは、そのときそのときの時間軸を大切に過ごすというやり方。どちらも甲乙つけがたいというか、素敵なプロデューサーですよね。 ──どちらも味方にいたら良いですね。 吉岡 本当に心強いですよね、こういう人たちがそばにいてくださったら。クリエイターがなぜクリエイトできるのかというと、それは裏側でサポートして並走してくれている人がいるからなんですよ。 私はどの仕事も本当に好きだし、役者は、演技に限らず色々な経験をすることでわかる世界が多い職業だと思います。やっていることの全部に意味がある。 難しい役柄でも、慣れないテレビ番組への出演でも、マネージャーさんは「里帆ちゃんがやりたいと思うなら全力でサポートするし、ずっと付いていきますよ」って言ってくれるので。その言葉と、普段サポートしていただいている時間が、完全に私を引き上げてくれている。みんなでやっているからできていることばかりです。一蓮托生ですよ。 【吉岡里帆】 ’93年、京都府生まれ。’16年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』出演、’17年出演のTBS系ドラマ『カルテット』の怪演で注目を集めた。今年は映画『ホリック xxxHOLiC』『ハケンアニメ!』など話題作への出演が続いている。7月上演の『スルメが丘は花の匂い』では舞台初主演を務める 撮影/唐木貴央 取材・文/むらたえりか スタイリング/圓子槙生 ヘアメイク/美舟(SGNO) 構成/森ユースケ
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