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シン・ロマンポルノ女優4名が緊急座談会。蘇る昭和エロス、濡れ場は「アクションみたい」

シン・ロマンポルノ女優4名 初々しさが露見する

【日活ロマンポルノ50周年企画】シン・ロマンポルノ女優4名

シン・ロマンポルノ女優4名 左から、福永朱梨 川瀬知佐子、小宮一葉、花澄

 2021年11月20日に迎えた日活ロマンポルノ50周年を記念して、時代の「今」を切り取ったロマンポルノ新企画『ROMAN PORNO NOW』が始動。昭和の時代に男女の濃厚な性愛を描き、日本映画史にその名を刻み込んだ伝説的レーベルの令和大復活を祝すべく、体当たり主演を果たした瑞々しい女優4名による座談会を緊急実施した。  年上男性の間を浮遊する一人の女性が見つけた恋を描く『手』(松居大悟監督/9月16日公開)主演の福永朱梨は「みんな怖がらずに映画館に来て!」とアピールし、SMの女王様に成り上がる地下アイドルの姿に肉薄する『愛してる!』(白石晃士監督/9月30日公開)主演の川瀬知佐子は「ラブシーンはバレーボール!」と謎の言葉を残す。そして上司と部下の同性愛を耽美的に映した『百合の雨音』(金子修介監督/10月14日公開)主演の小宮一葉と花澄は「人間賛歌」「素っ裸で感じられる」と胸を張る。果たして『ROMAN PORNO NOW』とは何なのか!?気鋭女優陣による座談会がスタートする。

令和の時代にロマンポルノ!

ロマンポルノ50周年記念プロジェクトの新企画「ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)」

ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」 (C)2022日活

──日活ロマンポルノ50周年プロジェクトに参加した感想は? 『手』福永朱梨:ロマンポルノは男性が観るもので女性にとっては敷居が高いようなイメージがありましたが、今回の3作品をきっかけにロマンポルノを観る人が増えたらいいなと思いました。ロマンポルノという枠に捕らわれることなく、一歩勇気を出して劇場に足を運んでもらえれば面白い3作品に出合えるので「みんな怖がらずに映画館に来て!」と言いたいです。 『愛してる!』川瀬知佐子:前回の日活ロマンポルノリブートプロジェクトのとき、私は当時17歳でした。映画館でその一作『アンチポルノ』(2016年)のチラシを見たときに、女性にもウケるようなおしゃれさにビックリした記憶があります。それから約6年経ってまさか自分がロマンポルノのオーディションを受けて映画初主演を飾ることができるなんて…。感慨深いです。 『百合の雨音』小宮一葉:私も約6年前のリブートプロジェクトはリアルタイムで拝見していました。自分にとってそれらの作品はロマンポルノという意識よりも、普通に映画というか、監督たちがそれぞれ自由な作品作りをしているという印象でした。今回もロマンポルノというジャンルで区別をすることなく、映画表現の一つという認識でいます。 『百合の雨音』花澄:まさか令和の時代にロマンポルノ!しかも自分の目の前に50周年記念企画という船がやって来るとは思わず…。ロマンポルノに出演する人生だったのかと驚きました(笑)。
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日活ロマンポルノに対する印象
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1984年生まれ、映画好きフリーライター!インタビュー、取材、レビュー、オフィシャルカメラマン、オフィシャルライター
…なんでもやるのでいつでもどこでもなんでもお仕事の御用命お待ちしております!映画パンフレットも結構書いてます!買ってください!

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