『リング』の中田監督がロマンポルノに初挑戦。作品に込められた“エロス”とは?
生誕45周年迎える成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」が28年ぶりに新作を発表。行定勲、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫(敬称略、作品公開順)ら、日本を代表する5人の監督による「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」が注目を集めている。
同プロジェクトが巻き起こす旋風は国内にとどまらず、白石監督の『牝猫たち』は第46回ロッテルダム国際映画祭にてチケットが完売する活況を見せ、話題となった。
そしていよいよ本日、5作品のトリを飾る『ホワイトリリー』が公開。ロマンポルノ初挑戦となる中田監督が描くのは、飛鳥凛演じる主人公・はるかと山口香緒理演じる陶芸家・登紀子による女同士の究極の純愛だ。
飛鳥凛は100人近くの候補者が集まったオーディションの中から主演に抜擢。中田監督は「彼女以外考えられなかった」と話す。
「美しく強い瞳が印象的でした。“必ずこの主役を射止めてみせる”という固い意志が宿っていましたね。そして彼女には“少女がまさに大人の女性へと脱皮していく真っただ中”であるかのような雰囲気があった。傷ついた過去を引きずって生きる主人公・はるかの役にぴったりでした。それは男女双方から見ても惹きつけられる美しさだと感じたんです」
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