もしもそういった悩みを抱えたお子さんがいらっしゃるなら、平日と休日の一日のスケジュールを書き出してみてください。このとき、空白の時間がないようにします。 　たとえば、8時から登校、その間に勉強をしているなら「8時～8時半　登校＆勉強」というように、スケジュールを見ただけで、その人がどのような生活を送っているかがわかるように書き出してあげるのです。 　これをこなせば、今の自分に残された「勉強に回せる時間」や「どうしても動かせない時間」がわかります。部活と勉強の議論をするならば、最低限、これを作ってから行うようにしてください。そうでないと「なんとなくの印象」だけで決してしまいます。 　タイムスケジュールを書き出すのは社会人になってから勉強をしたい方などにもおすすめできる方法です。「時間がない」と思われたなら、ぜひ一度試してみてくださいね！1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。（Xアカウント:@Temma_Fusegawa）