篠田麻里子の流出音声問題。衝撃の“不倫否定”から見える「上からマリコ」の素顔
文/椎名基樹
篠田麻里子と言えば、かつてAKB総選挙で、後輩たちに向かって「潰すつもりで来てください。受けて立ちます」とファイティングスピリットをむき出しで言い放ち、麻里子様と怖れられた。
思えば、この総選挙がタレント篠田麻里子のハイライトだったような気もする。個人に順位をつけて並べるこのイベントは、闘争心あふれる彼女にとって最も輝ける舞台だったのかもしれない。
篠田麻里子の“めちゃくちゃな流出音声”
夫婦喧嘩の修羅場音声が流出した篠田麻里子。かつてこれほど常軌を逸した様子が収められた「流出」はなかったような気がする。 夫から不倫の証拠を突きつけられた篠田麻里子は、勝手にメールを見た行為を「気持ち悪い」と断罪していたそれまでの強気な態度を一変させて、「寂しかったんだもん。大人が寂しいと思っちゃいけないんですか?」と妙な論理で逆ギレ。 逆ギレが通用しないと見るや「チャンスをください」と都合よく懇願する。それも聞き入れられないと判断するや、今度はベランダから飛び降りようとして、カオスに持ち込む。 開き直ったり、懇願したり、自分を卑下したり、自分のことを「まりちゃん」と呼んで、幼児退行してみたり、自己憐憫してみたり、「死んだら許して」と言って、罪悪感を植えつけようとしてみたり、もう無茶苦茶。 この音声ファイルを編集した人が「ワタシハ ダレカラモ アイサレナカッタ」と、篠田麻里子の発言にカタカナで字幕をつけていて、それが意思疎通が困難な、カタコトの言葉を話す宇宙人のように感じられて、絶妙な編集センスに思わず笑ってしまった。
思い起こされるAKB時代のファイティングスピリット
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1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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