街中の無料Wi-Fiを使ったら個人情報と20万円を盗まれた…
四六時中スマホを手放さず、SNSで誰かと繋がっていると、望むと望まざるとにかかわらず、膨大な個人情報を日々ネット上に残していることになる。では、自分の個人情報はどれだけ流出しているのか? セキュリティの専門家や被害者、さらには記者の検証により、個人情報ダダ漏れ社会の実態を詳らかにする!
「まさか自分が狙われるとは思いませんでした」
仕事でカフェの無料Wi-Fiを使う機会の多い太田敏行さん(仮名・35歳)が、自分のビットコインが減っていることに気づいたのは昨年10月のことだ。
「取引所からビットコインが20万円分ほど減っていたんです。しかし、そんな取引をした記憶はない。取引履歴を示すメールもありませんでした。そこでメールの運営会社に問い合わせたところ、身に覚えのない日時にメールを削除していたことが判明。どうやら、カフェの無料Wi-Fi経由で何者かが私の通信内容を盗み見、それを基にビットコインのページに不正ログインして送金していたのです」
だが犯人はいまだ見つからず。高い”授業料”を払った太田さん。以来、彼が街中の無料Wi-Fiを使っていないのは言うまでもない。
【太田敏行さん(仮名・35歳)】
IT企業勤務を経て独立。現在はフリーランスで働くエンジニア。フリーWi-Fiのあるカフェで仕事をする機会が多かった
― 俺たちの個人情報はダダ漏れだった!! ―
実録!!無料Wi-Fiを使ったばかりにビットコインが盗まれた男の告白
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