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英国発の9万円アウターを「究極の防水ウェア」とプロが大絶賛する理由

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

145/180 MARKAWARE & EDIFICE 別注 BURGHLEY(Barbour)9万1300円

MBのヘビーユース180

MARKAWARE & EDIFICE 別注 BURGHLEY(Barbour)9万1300円

 1894年にアウトドアブランドとして英国に誕生したのが「Barbour(バブアー)」。コットンにワックス加工を施した防水生地で有名です。  日本でも人気のこちらのブランド、もともとは悪天候のなかで働く港湾労働者や漁師に向けて防水ウェアを提案するかたちで出したのが始まり。  その後、第一次・第二次大戦中に防水性能と耐久性の高さを買われ、英国政府から軍用として生産を委託されます。潜水艦の搭乗員服として活躍するなど防水性能は多方面にて評価されました。

難題だった「快適に水を防ぐこと」

 今でこそ「ゴアテックス」などの機能素材があるため防水に困りませんが、当時は「快適に水を防ぐこと」は難題。水を防ごうとすると密封性が高くなり、どうしても内部で蒸れが生じてしまう。  動いていれば当然汗が出てくるわけで、蒸れて体表面に水分が付着する。さらにそれらが蒸発した気化熱で体温を奪ってしまいます。登山などの世界ではそれで命を落とす人がいるほどの大問題でした。  現代では生地表面で水を弾くけれど内部の蒸れは逃がす「透湿防水性」の素材が開発されましたが、それまではオイルを塗り込み水を弾くバブアーのワックスドコットンが革新的だったわけですね。
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オンでもオフでも使える究極のデザインアウター
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