数あるデザイナーズブランドの中でも昔のジル・サンダーは素材にひと際うるさかった。 　ジル・サンダー本人は親会社であるプラダグループと素材の選定で揉めてデザイナーを辞任したほど、クオリティに厳しかった人物。 　ウールも日本製を特注し、ほかでは見ない極上品を開発していました。メルカリでも当時のジル・サンダーはいまだ値崩れしないものが多く、特にコートは名作揃いです。 　ハルノブムラタはまさに当時のジル・サンダーに近い極上のウールを使っており、マニアは垂涎もの。 　こちらはモッズコートデザインになっており、ウールの美しい風合いと相反するミリタリーな印象が面白いコントラストを生んでいます。 　ボリューム感があり、インナーもパンツもほとんど見えない仕様になっているので羽織るだけで簡単に「ぽく」なる。