更新日:2023年04月13日 12:27
お金

飲食チェーンの“倒産ドミノ”が止まらない。「協力金バブル」で分かれた明暗

手厚すぎる支援は“ゾンビ化”をもたらす

 飲食店のコロナ融資後倒産は27件。小売業全体(58件)の中では最も高い割合を占めています。  中小企業庁はコロナ借換保証制度を創設。2023年1月にスタートしました。ゼロゼロ融資からの借り換えを想定して設けたもので、保証限度額を1億円に設定しています。民間ゼロゼロ融資の限度額が6000万円。4000万円を上乗せしました。事業者が負担する信用保証料も0.85%から0.2%程度まで引き下げられます。  手厚すぎる支援は一部の飲食店の“ゾンビ化”をもたらします。政府はすでに飲食店への支援を十分にやってきたように見えます。  鳥貴族は営業黒字化を達成しました。日本の成長を支える飲食店への生まれ変わりこそが今、求められています。 <TEXT/中小企業コンサルタント 不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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