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競輪選手の職場結婚事情。結婚しても旧姓でレースに出続ける妻の意外な理由

結婚したあとも旧姓でレースに出続ける理由

競輪選手

現役時代の吉田将成さん

 小坂さんは結婚して苗字が「吉田」になったのだが、レースでは旧姓の「小坂」のまま参加している。これは特に珍しいことではなく、他の女子選手でも同じようにレースでは旧姓のままという人も結構いるのだ。理由は人それぞれだろうが、小坂さんにも意外な理由があった。 ——小坂さんは結婚後もレースでは旧姓を使っていますが、何かこだわりがあったのでしょうか? 吉田:結婚する時に占い師に姓名判断をしてもらったんですが、嫁さんが「吉田知子」になると、とんでもなく強くなってしまうと言われたんです。 ——え!? ならいいじゃないですか。 小坂:そうなんですけど……なんか普通じゃないですか「吉田知子」って(笑)。それと、選手としては「小坂」のイメージの方が強いから、誰だかわからなくなってしまうのも……と思って変えてないんですよね。他の結婚したガールズ選手も、名前変えたことで以前のイメージと変わってしまうのが嫌で変えていない人は多いと思います。

一般的な夫婦とは異なる競輪夫婦の日常は

 毎日仕事があるわけではなく、収入も賞金次第で変動する競輪選手という職業。それを夫婦で行っていると、当然のことながら一般的な夫婦とは異なる面も多いはず。また、休みの日の過ごし方、共通の趣味などについても聞いてみた。 ——プライベート面で「ここが一般的な夫婦とは違うな」と感じることはありますか? 小坂:とにかく外食が多いですね。多少は経済的に余裕がある方だと思うので、何かにつけて飲みに行こう、ノドが渇いたから酒を飲みに行こうみたいな(笑)。 吉田:やっぱりお互い疲れているので飯を作るのが面倒になるのもあるんですが、確かにエンゲル係数は一般的な家庭よりも高かったですね。 ——ちなみに、お酒以外でお二人共通の趣味はありますか? 二人:…………(しばらく無言)。 吉田:あっ、野球観戦かな(笑)。特に高校野球。大阪なのですぐに行けるし。毎年必ず春と夏、どちらも行ってます。 小坂:私はどちらかと言うと連れていかれている側ですが、ビールを飲みつつガヤを飛ばしながら観てる感じですね。特に、夏の暑い日に飲むビールが美味しいんですよ~(笑)。
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夫婦同時に斡旋されているレースでの夫婦関係とは
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