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“10回乗り継ぐ”北海道から沖縄までの旅。「JALスマイルキャンペーン」を活用して“修業”してみた

所要時間35分のはずが、僅か15分で到着

JALスマイルキャンペーン

飛行機からターミナルは歩いて移動

 2日目の2本目となる徳之島行きは、個人的には国内線では初めてのプロペラ機。「ATR42-600」という48席の大型バスのような大きさの機材で、前方ではなく後方から搭乗。しかも、ターミナルから飛行機までは直接歩いて乗り込むスタイルだ。  おまけにフライトスケジュール上は所要時間35分だったが、飛んでいた時間は15分ほど。予定よりも15分ほど早い11時5分には徳之島に着いてしまった。当初の予定では乗り継ぎ時間が30分しかなかったので時間に余裕ができるのはむしろありがたい。  空港のお土産屋で見つけた「徳之島ジャーキー」を購入したが、原材料はなんとサメ(カマストガリザメ)。サメジャーキーを食べたのは生まれて初めてだったが、適度な塩気が利いて酒のアテにはちょうどよさそうだ。

同じプロペラ機に乗り続けるのは「各駅停車のノリ」

JALスマイルキャンペーン

機内から見た沖永良部島の海岸線

 続く沖永良部島にも予定より早く到着。こじんまりとした小さな平屋のターミナルがいい意味で離島に来たことを実感させてくれる。ここでは手作り感漂う「沖永良部島あんだーぎ」(サーターアンダギー)を購入。行政区分上はまだ鹿児島県だが食文化は沖縄らしい。  あと、気になったのは奄美から那覇まではずっと同じプロペラ機を使用していること。航空機版のローカル線というか各駅停車のノリでこうやって島伝いにフライトするのも楽しい。  1回あたりのフライト時間は短いので午後2時前には那覇に着いたが、これでゴールではない。ここからさらに宮古島へ飛び、折り返しで戻ってくる間の時間を利用してターミナル内のレストランで「海ぶどう丼」を実食。海ぶどうがたっぷり入った海鮮丼だが食感も面白く、口の中をさっぱりさせてくれる。ここまで来た甲斐があったというものだ。
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飛行機に乗りまくる旅でも空港でご当地グルメを堪能
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。

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