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「Googleマップ評価2.9」も…アパホテル・元谷芙美子社長が自ら分析する“低評価口コミの理由”

飲食店、ホテル、美容院、病院など、あらゆるユーザーの選択に口コミがついて回る現代社会。しかし、「点数が悪い=悪い店」とジャッジするのは早計だ。玉石混合な低評価口コミから、さまざまな理由で隠れてしまったプロが選ぶ実は“良い店”、今回は宿泊サイトの口コミについて解説する。また、低評価をつけられてしまったホテルを経営するアパホテルの元谷芙美子社長に直撃取材をおこなった。

宿泊サイトの口コミ、何点なら大丈夫?

[評価低くて良い店]15選

※画像はイメージです

サービスぶりを一利用者が評価しやすいホテルだが、ホテル評論家の瀧澤信秋氏は、「宿泊サイトの口コミは、飲食店でいうところの3.0は4.0です。そこが低評価の分水嶺になります」と解説する。 「4.0以下でも期待できるケースとしてまずは、運営会社や設備が新しくなった直後。リニューアルすれば専門サイトでは新規ホテル扱いになるのですが、Googleのレビューでは看板だけが変わることがあります。 2つ目は炎上の対象となったパターン。宿泊してない人からもマイナス評価をつけられがちです。また、口コミ数としては100件以上などを基準にすると信頼性も高まるでしょう」

低評価が多いホテルでも快適に利用できる場合も

また、5点満点や逆に2~3の低評価など、口コミ評価が分かれるホテルにも理由が。
[評価低くて良い店]15選

瀧澤信秋氏

「例えば、アパホテルや星野リゾートのように経営陣が前に出ているホテルや、特定のコンセプト・設備やサービスなどに特化したホテルほど、ファンとアンチが混在しやすいので賛否が分かれがちです。ただ、特化点が自分にマッチするならば、誰かには低評価でもあなたには最高のホテルになるかもしれません」(瀧澤氏) ネット上の低い数値を鵜呑みにせず、背景を検証する。その癖をつけることが肝要だ。 低評価だけど期待できる3つのケース 1. 運営会社や設備が新しくなった 2. 何かの事件で炎上してしまった 3. 新規開業でそもそも口コミが少ない
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口コミ評価2.9、アパホテル社長に直撃インタビュー
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