仕事

タクシードライバーの人生を変えた「酔っ払い客の“失礼な一言”」副業から本業に、事業を軌道に乗せるまで

結婚、そしてビジネスは新たなステージへ

熱帯植物スタンド

趣味を生かした「熱帯植物スタンド」(PLANTENT)。画像は、Makuakeより

「現在はスクールの講師やOEMで園芸用品の販売を行っています。ビジネスに自信が持てたうえ、ブランド売却でまとまったお金が手に入ったので昨年結婚することもできました。  結婚当初、妻が『新居にシンボルツリーが欲しい』『ウンベラータを天井に届くぐらい成長させたい』と言うのでどうすればいいのか調べていくうち、観葉植物に興味が湧いて。とりわけビカクシダなどの熱帯植物にハマりました。その趣味が高じて『熱帯植物スタンド』をOEMで製造し、クラウドファンディングサイトのMakuakeで販売したところ、目標金額10万円に対して、100万円以上の購入を記録しました」 「熱帯植物スタンド」は水筒カバーやカバンほどは売れないと言います。それでもCさんは「自分が欲しいものを作れている」という充実感があるのだそう。タクシードライバー時代と比べ、植物の成長を楽しむ心の余裕も生まれた今がいちばん楽しいと話します。 「タクシードライバー時代に金持ちの若者にバカにされて思い描いた理想は、少しずつ実現できていると思います。現在の自分の働き方は良くなるのも悪くなるのも自分次第でシンプル。朝起きて今日はどんなことをしようかな、と考えるのが楽しいですね」  Cさんの強みは、なんでも自分で調べてガツガツ進めていけるところです。過去の副業経験でもともとビジネスの下地があったわけですが、集中した時ののめり込み方はすごい。もちろん、最初は失敗もするのですが、諦めずにアプローチを変えて、試行錯誤できるのが成功の秘訣ではないでしょうか。今後、植物の生産販売や園芸用品の販売をさらに拡大していきたいと考えているそうですが、そんなCさんならきっとどんな商材でも成功すると思いますね。 <構成/松本果歩>
物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。
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