更新日:2024年01月25日 14:47
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「なんで弟や妹にだけ甘いの?」13歳長男が不満を訴え…母親の悩みに塾経営の笑い飯・哲夫が答える

ぜひ長男に弟や妹の躾を手伝ってもらいましょう

兄弟 子育てにしても、ある程度の分数が適応されるのではないでしょうか。こちらのご家庭では3人のお子さんがいらっしゃいますから、現在は一人につき概ね3分の1で子育ての時間を費やされていると推測いたします。  しかし、ご長男さんだけしかいらっしゃらなかった時期が6年ほどあります。その当時の分数はもちろん1分の1だったわけですから、これはなかなか大きな時間になります。  たっぷり仕込まれたお兄さんには、ぜひ弟や妹の躾を手伝ってもらいましょう。先ほどの子育て分数理論でいくと、子どもが多くなればなるほど、一人頭の躾の時間が少なくなります。  でも、躾が少なくなるのは困りますよね。子どもが3人で一人頭3分の1と暫定しましたが、これはお母さん個人の分数です。これに、お兄ちゃんの躾の分数を足しましょう。

ご主人の子育ても足せば十分な躾の量に

 お兄ちゃんは弟と妹の2人の面倒を見ますから、一人頭2分の1です。分母を揃えて足し算すると、6分の2足す6分の3で、合計6分の5も弟と妹は育てられていることになります。  ご主人も子育てをされると思いますので、更に一人頭3分の1を足しますと、6分の5足す6分の2で合計6分の7になります。十分な躾の量だと思います。  弟や妹が野菜を食べずにおかしを食べたときや、ゲームを長時間やっていたときは、ぜひご長男さんに注意してもらいましょう。「そのためにあんただけ仕込んだんやから」と言ったら大爆笑でしょう。 ★長男に下の子の躾を手伝ってもらおう
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論

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