エンタメ

元セクシー女優が「ジュニアアイドルの闇」を暴露。“親の付き添いなし”の危険な現場も

ジュニアアイドル事務所の人間に18歳でおばさん扱いされた過去

たかなし亜妖さん 私はセクシー女優になる前、小さな撮影会スタジオに所属してモデルのアルバイトをしていた。この撮影会はジュニアアイドル専門のプロダクションと業務提携を行っており、度々ジュニアアイドルがイベントを開催。ファンが押し寄せ、プロダクションの人間が出入りする様子をしょっちゅう目の当たりにした。  ある日自分の出演とイベントが重なり、楽屋裏でオーナーとアイドルのマネージャーが話しているところに偶然出くわす。なぜか2人は裏話を隠すことなく、私を前にしていくつものタブーを口にしている……。  マネージャーは「ジュニアアイドルこそ至高」とのことで、未成年の良さを余すところなく語り、ニコニコしながらリアクションを取るオーナー。明らかに先方は50代後半。自分の父親より年が上であるのを確信したせいで、私の顔は自分でもわかるほど引きつっていた。  本音ダダ漏れの表情が良くなかったのか、そのマネージャーから「キミ、いくつ?」と年齢を尋ねられる。 たかなし:18歳です マネージャー:え、JK?高校3年生? たかなし:いえ、今年19歳なので卒業しています マネージャー:……あ~……  彼はガッカリとしながら“JKじゃないのね~ハイハイ”いったやっつけ具合で「……女はね、18歳までが一番の盛りだから」と、オーナーへ向かって衝撃的なセリフを口にした(※ちなみにオーナーは女性である)。

未成年ビジネスを取り扱う人は常識から逸脱している?

 空気が凍る中、所属モデルが撮影を終えて帰ってくると、彼は猫撫で声に早変わり。ペットに話しかけるような口調でジュニアアイドルに接していたのを今でも忘れない。  彼は明らかに趣味を絡めて事務所を運営しているとしか思えないし、オーナーもいくらビジネスのためといえど、謎のプロダクションと取引するなんてちょっとイカれてる。  非常にブルーな気持ちになり、モデルのアルバイトを秒速で辞めたのは言うまでもない。やや話がそれたが、未成年ビジネスを取り扱う人々は常識から逸脱している傾向にあるのでは……と、私は今でも考えてしまう。
次のページ
1人の人間の未来を潰してしまう危険性も…
1
2
3
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

記事一覧へ
おすすめ記事