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元セクシー女優が「ジュニアアイドルの闇」を暴露。“親の付き添いなし”の危険な現場も

ジュニアアイドルは失くした方が良い文化なのか

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 実は女優デビュー後もとあるオーディションにて、ジュニアアイドルのプロダクションの人間に声を掛けられたことがある。番組オーディションで待合室が偶然にも一緒になり、隣に座った先方がなぜか宣材写真を見せつけてきた。 「ウチの子、可愛いでしょ?」  私は昔から変わった人に話しかけられやすい体質だが、この瞬間ウッと胸が苦しくなった。撮影会時代のトラウマがカムバックする。  そのマネージャーは延々と自社タレントの良さを語り続け、ここでは書けないようなまぁまぁ気持ち悪い発言を連発。これはある意味私に対するセクハラか……?  外で待機していた自分のマネージャーを電話で呼び寄せたのは言うまでもない。この業界と関わってヤバイ出来事が二連続で起きたので、正直なことを言ってしまうと私はジュニアアイドル業界に良いイメージを持てない。

1人の人間の未来を潰してしまう危険性も…

 それに毎回気になるのは、親の付き添いがない点。すべての事務所が危険とも限らないが、少なくとも自分が目にしたのは優良と言い難いところなので、子どもを預けるには恐らく不十分。トラブルが発生する確率もゼロではないだろう。  ジュニアアイドルという文化を丸ごと失くす必要はないと思うが、私は少女の水着グラビア等に賛成できない。歌って踊るアイドルならまだしも、大人とも呼べぬ年齢から公然で肌を露出する覚悟を幼いうちに持たなくてもいいだろう。不必要なファンとの接触イベントも認知の歪みを招く原因となるかもしれない。  まだまだ先の長い彼女たちにはできること、そして他にやるべきことがあるのではないか。自分の考えは古臭いのかもしれない。けれども活動がのちに深い傷となってしまえば、1人の人間の未来を潰してしまう。  ジュニアアイドルの在り方はもっと見直す必要性が高いと私は考える。セクシー業界、グラビア業界などが攻撃されがちな世の中だが、もっとも目を光らせるべきは少女たちの活動ではないだろうか……。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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