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親のカードで“月100万円”散財した姉が、母の葬式で取った「思いがけない行動」

 成人後、きょうだいとのトラブルに悩まされる事例が後を絶たない。きょうだいが巻き起こす、終わりの見えない骨肉の争いに家族は疲弊し、蝕まれる。そうした、「毒」としか言いようがないきょうだいの実態を追った。

親のカードで月100万の散財…それでも許される「毒姉」

多発する[毒きょうだい]トラブル

※画像はイメージです(以下同)

 会社重役の父のもと、裕福に育った小林千佳さん(仮名・45歳)は7歳上の姉との確執を語る。 「両親は姉だけ可愛がり、欲しいものは何でも買い与えていた。それでも姉は私に優しかったので、姉妹仲は悪くありませんでした」  しかし、姉は大学を親に黙って中退してから遊び耽り、親のクレジットカードを使って月100万円以上散財するように。  当初は黙認していた両親だが、3年が経過した頃に初めて姉に強く注意した。 「すると、姉は怒り狂って大暴れしたんです。『あんたらが私をこうした!弁当だって一度も手作りしてもらったことがない、買ったものばかりだろ!だから私も買って買って買いまくるんだ!』って」 多発する[毒きょうだい]トラブル 両親はそれでも姉の支払いを肩代わりし続けた。 「当時、高校生の私は大学進学資金が残っているか心配でした」  小林さんの不安は的中。父親から大学をあきらめるか、国立か短大に行くよう迫られた。

交際相手に多額の借金をし、母の年金を持ち逃げ…

 同時に、姉が複数の交際男性からそれぞれ1000万円ずつ借金していることも発覚。実家の土地は姉の借金の抵当に入り、家は手放すことになった。  その後父が急死、母が精神科病院に入院すると姉は横浜で知り合った黒人と渡米していた。
多発する[毒きょうだい]トラブル

姉には、弁護士を通じて関わらないことを約束させたという小林さん

 それから5年後。小林さんの叔母の元に、姉と黒人ハーフの子供が写った写真が届く。 「相手の黒人に捨てられたから養育費を送ってほしいと書いてありました」  ほどなくして母が他界すると姉は一応帰国して葬儀に参列したが、貯まっていた母親の年金をすべて持っていってしまったという。姉のお金への執着心に、ため息をつく小林さんだった。
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両親の反対を押し切って新事業を始めた「毒弟」の強烈エピソードとは
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