更新日:2023年09月28日 14:40
ニュース

過熱する「ポケモンカードの高額取引」。転売ヤーが“レアカード判別の手口と稼ぎ”を暴露

悪質な判別方法は「イタチごっこ」

 悪質な方法は他にもいくつか存在します。  しかも、どの家庭にもある物で重さを量って簡単にできてしまいます。こちらもYouTubeで実際に使用した例の動画が配信されていますが、高い確率で分かってしまうのです。他にも、スマホのライトをパックにあてて、中身を透かす行為もあります(こちらは対策がされており中身が透けない仕様に変更されています)。  フリマサイトではこのようなサーチ法を使い、レア抜きされたbox、高確率パックなどが多く出品されており、被害に遭う人たちが後を絶たない現状です。  しかも、ポケモンカード側が対策をしても、新たなレア抜きテクニックが生み出されていて、もはや現状は運営と転売ヤーの「イタチごっこ」です

実際に転売している人の状況を聞いた

ポケモンカード

封を切らずにレアリティカードを見分けるには…

 実際に過去に「転売」をしていたAさんにインタビューを行いました。 ――まず具体的にどのようにして利益を得ていたのですか? Aさん:まずは発売日にbox(30パック入)を大量に購入することです。1boxの価格が、1パック180円×30で5400円。ですが、発売されると同時に、フリマサイトでは1boxが1万3000円とかになるのでその差額分が利益になる感じで、すごい月でboxの転売だけで50万円以上稼いでいました。 ――そんなにたくさんどうやって購入したのですか? Aさん:私は地方に住んでいるので、コンビニなどをはしごしたり、スーパーなどで早朝に並んで購入していました。コンビニなんかでは発売日の24時を回った時点で、入荷したboxを全て購入したりしていました。ちなみに今は、各販売店でも購入制限が設けられて1人何パックまでとなってしまったので、転売ヤーはかなり減ったように思います。
次のページ
「探知機」を購入して、やり方はYouTubeで
1
2
3
4
ファミ通 編集者→エイベックス→学校の先生数年→新垣結衣さん他、タレントさんのピアノ&歌講師。番組、CMを作る人。昭和レトロ なガチャ『コスモス』アプリ開発中。レトロゲームの話はお任せあれ。育児奮闘中。X(旧Twitter):@sukesankoba note:SUKESAN

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ