更新日:2023年09月28日 14:40
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過熱する「ポケモンカードの高額取引」。転売ヤーが“レアカード判別の手口と稼ぎ”を暴露

「探知機」を購入して、やり方はYouTubeで

――「サーチ」いわゆるレア抜きなどはやっていましたか? Aさん:やっていました。インターネットショップで「探知機」を購入して、YouTubeなどで見ながらやりましたよ。ほぼ、ほぼの確率で分かりましたね。レアを抜いて、レアがないパックをバラで転売してましたね。これも結構儲かりました。 ――詐欺に近い転売についてどう思われますか? Aさん:いけないことだと思います。ただ皆んながやっていることだからとか、転売に対しての対策があまりなされてないことから、今でもやっている人はたくさんいると思います。情報が溢れているから、防げない部分もありますし、ただ絶対やってはダメですね。 ――被害に遭わないためには? Aさん:とにかく転売品は買わないこと、ですね。今では、購入できなかった人向けに、公式が受注販売などを行なっているようなので、時間が掛かっても、確実に購入できるのでそれを待ったほうがいいです。

今後、大損する可能性が大いにある

ポケモンカード 現在では「高額なカードは大会での使用を控えてください」とアナウンスがされるほど、転売による高騰が問題になっています。もはや本来の使い方に矛盾まで生じてしまっているのです。  過去を遡れば、昭和〜平成の時代にも、トレカの高騰(海外の野球カードなど)や主にアイドル系テレフォンカードの高騰がありました。しかし今はどうでしょう? ゼロではありませんが、それらの価値は完全に暴落し、泣いたコレクターも多くいます。  これらと同じように、時代の流れに沿って必ずこのポケモンカード高騰の「ブーム」もゆっくりひっそりと終焉を迎えるはずです。いま、数万〜数十万円から、それ以上のお金を出してカードを「投資目的」で購入している人は、相当なリサーチを常にしておかないと今後、大損する可能性が大いにあります。  転売を実際に行なっていた友人にインタビューを終えて、転売を誘発するような情報が多いことや、サーチなどに対しての対策が、イタチごっこになっていたりと、今後も転売は続くかもしれませんが、自分の身は自分で守る! 転売品には手を出さないこと、遊びの範疇で純粋に楽しむのが結局は一番良いのかもしれませんね。 <TEXT/SUKESAN> ※本記事は、筆者と「ジャパニーズピッカーズ」(レトロ文化探求チーム)のリョウタとの共同執筆です。
ファミ通 編集者→エイベックス→学校の先生数年→新垣結衣さん他、タレントさんのピアノ&歌講師。番組、CMを作る人。昭和レトロ なガチャ『コスモス』アプリ開発中。レトロゲームの話はお任せあれ。育児奮闘中。X(旧Twitter):@sukesankoba note:SUKESAN
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