スシロー社員に聞いた「秘密のアレンジ方法」。醬油以外の“まぐろの斬新な食べ方”とは
創業40周年を迎える回転寿司チェーン店「スシロー」。味はもちろんのこと、ネタやしゃり、調味料から提供システムに至るまで美味しく食べられる工夫を重ねている。現在では国内640店舗以上、海外120店舗以上に展開する成長を遂げています。
スシローといえば、こだわり抜いた商品や定期的に開催されるフェアで飽きさせないように「美味しさ」と「楽しさ」を届けてくれていますが……。実は、スシローには“知る人ぞ知る”秘密のアレンジテクニックが存在するのだとか!
すでに料理として完成しており、そのまま食べても美味しい寿司を一体どのようにアレンジして食べるのでしょうか。その真相を確かめるため、スシローを“知り尽くしている社員”に「美味しいアレンジ方法」を聞きました。どれも大胆かつ斬新で、本来の旨味を引き出すようなアレンジばかりです。
まず紹介するのは「塩」と「まぐろ」のシンプルな組み合わせです。大半の寿司は醤油を付けると思うのですが、塩をチョイスするとは。さすがスシローの味を熟知していますね。
スシローでは、ネタの種類に応じて仕入れ担当者が決まっているようです。この食べ方は、まぐろ担当のバイヤーさんのおすすめなのだとか。なんでも「塩は素材の旨味を引き出すため、まぐろ本来の旨味を存分に引き立たせてくれる」とのこと。
そこはかとなく「まぐろ」の素朴な味が感じられるシンプルなアレンジ。余計な調味料を付けないことで、まぐろの旨味と真正面から向き合えます。まぐろがこれほどまでに、風味豊かで味わい深いネタだったとは思いませんでした。
続いては、これまた変化球で「甘だれ」と「塩」を「たこ」にかけて食べるアレンジ。正直なところ、甘だれが寿司ネタとあうのか未知数ではありますね。
寿司にアクセントを与えるためにも欠かせないのが調味料。スシローの醬油は東海地方を境に味を変えている特徴があるようです。東日本はベーシックな味付けで、一方の西日本では甘口に仕上げられているとのこと。
また、最近では若い人の間で、秘かに「甘だれ」を寿司にかけて食べるのが人気なのだとか。若者の味への探求心は計り知れませんね。
実際に食べてみると、不思議な味わい! 甘しょっぱい味なのですが「たこ」の旨味が際立っています。一見、両極端な調味料でもあるはずが、上手く味をまとめ上げていますね。これはやみつきになる旨さ。若い人が好む理由もわかる気がします。
味の旨味を引き立たせる魅惑のアレンジ
「甘だれ」を使った意外なアレンジ
元プロレスラー。現在は文章で人を魅了するためにライターとして活動中。溢れ出す食への探求心から年間100件近く食べ歩き。マスクの下に隠す素顔はいかに... X(旧Twitter):@UrumantoN
記事一覧へ
記事一覧へ
※本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のもの。店舗によって値段・内容は異なります
【関連キーワードから記事を探す】
「カライ、カライ、旨い!」井之頭五郎が思わず唸ったカレーとは?
「年間200食」フライドポテトを食べる男性を直撃。健康診断の結果、体重の変化を教えてもらった
「卵サンド」を1000種類以上食べた男性を直撃。ハマったきっかけや、健康診断の結果を聞いてみた
「500円以内」で外食を楽しむなら“チェーン店のモーニング”一択。「おすすめの店」「初心者が行くべき時間帯」をプロが伝授
店舗数は5年で2倍…「おにぎり専門店ブーム」は淘汰フェーズに。喫茶店のコメダが参入も“強み”のボリューム感はいずこへ
この記者は、他にもこんな記事を書いています