3歳で両親との別離を決意…“149cm109kg”の脳外科医が「挫折を苦にしない」ワケ
―[“才媛”の光と影]―
才能の優れた女性――。だが挫折なき才能に、人が魅せられることはない。本連載では、生きるのに不自由しない輝きを持ちながら、それに甘んじることなく挑戦し続ける風変わりな女性たちの半生を紹介する。
眠気を一瞬で散らす派手な色使いの洋服に、ステンドグラスのような材質の眼鏡、毛髪は100色の色鉛筆を思わせる。149センチ、109キログラムというその体躯から、“カラフルデブ”を自称する。彼女の名は、Drまあや。ファッションデザイナーであり、現役の脳外科医だ。
人々の印象に強く焼き込まれる独創的なデザインで自己表現できるだけでなく、脳外科の専門医としてこれまで多くの生命を救ってきた。徹頭徹尾さぞ満ち足りた人生だろうと思えば、「とんでもない」と彼女はかぶりを振る。まあや氏は「3歳で自分の両親を見限っている」という。
喧嘩が絶えない両親の姿を見て…
祖母からの辛辣な一言で歩む道を決めた
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
記事一覧へ
記事一覧へ
2023年11月30日まで、ラフォーレ原宿にて開催されている『愛と狂気のマーケット』にて、Drまあや氏が出店中。
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ