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「アイドルになるため東大に入った」高学歴アイドル“学歴の暴力”メンバーが活動休止…本人を直撃

 地下アイドルグループ「学歴の暴力」。一度聞いたら忘れられないインパクトを誇る名前だ。  なつぴなつ(東京大学卒)、あろえあろ(京都大学卒)、あずきあず(名古屋大学卒)、りりりかり(九州大学卒)からなる、メンバー全員が旧帝大卒のセルフプロデュースアイドルユニットである。  各種メディアで取り上げられる機会も多くなり、そのコンセプトが話題となりつつあるなか、古参メンバーのなつぴなつ氏が2023年10月16日に活動休止を発表。  学歴の暴力立ち上げに尽力し、ライブに奔走したなつぴなつ氏の半生を追い、その胸中に迫る。
なつぴなつ氏

なつぴなつ氏

“何もなかった”からこそ、肩書がほしかった

「アイドルになるために、東大を目指しました」  なつぴなつ氏は、華奢ながら背筋の伸びた凛とした姿でそう話してくれた。彼女にいわせれば、アイドルと東大はこんなふうに関係してくる。 「中学生くらいのとき、AKB48が大好きで、アイドルになりたいと思いました。あんな風にいろんな人を幸せにできて、いろんな人から愛されてみたいと本気で思いました。けれども、私は自分のことが可愛いと思えなかったし、自信もありませんでした。ずっと『自分は何もない人間だ』と思っていました。何もない人間が特別な存在になるためには、肩書が必要だなと思いました。東大に入れば、世間の耳目を引くかもしれない。幸い、勉強は得意でした」

東京大学理科Ⅱ類に現役で合格

 出身は名古屋の私立中高一貫の女子校。「アイドルとゲームと漫画ばっかりで、ほとんど勉強しない中高生活だった」と振り返るが、高3の1年間を必死に受験勉強に捧げたおかげで、東京大学理科Ⅱ類に現役で合格した。そこまでアイドルに固執するのには、理由がある。 「さほど深刻な話ではないのですが、中高生のころクラスの“一軍”みたいな女の子たちから悪口を言われたり、からかわれたりする日々が続きました。私は今で言う“陰キャ”でしたから、かっこうの標的だったのだと思います。  そんなとき、自分とは全然違うアイドルの子たちのキラキラした姿に心底から憧れました。当時のつらい自分の状況をアイドルが支えてくれたのは間違いないと思います
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書類選考で落ちることが続き「普通に就職しようと思った」
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