仕事

大手企業を退職し、スナックを始めて1年が経過…新米ママが「夜の世界で学んだこと」

休むことは「悪ではない」

自分自身をマネジメントする話に付随してもう1点。独立から1年が経ち、休息の重要性を認識しました。私は店舗経営以外にも事業を展開しているため、店が休みの日でもほぼ毎日働いていました。仕事はやろうと思えばいくらでもすることができます。それが楽しいのであれば尚更です。 高校卒業以降の計10年間、毎日10時間以上働くのが当たり前の生活でしたが、やはり自分で事業を起こすというのはこれまでの労働とは異なるプレッシャーの掛け方を自分にしていたのでしょう。数ヶ月おきのペースで、精神的に落ち込むようになったのです。寝る前に「経営者 過労死」などと検索することが増えていきました。 大好きなお客様に囲まれ、売上も上々であるにも関わらずです。幸せな状態のはずなのに精神が不安定になったため、思い切って数日間休んでみたら、また笑顔でカウンターに立つことができました。 起業したてのころは、休むことを悪だとか、怖いとか思ってしまいがちです。しかし、どれだけ熱中できる仕事であっても、自分自身に休息を与えてあげることこそが、結果として「自分が幸せな状態でいられる時間を増幅できるのでは?」と思うようになれたのです。 さて、自分語りの多い内容となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。この記事が私と同じく起業したての方や、これから独立を目指す方にとって、一縷の救いになれたとしたら嬉しいです。 <TEXT/まきぱん>
上野にてスナックを経営する27歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。Twitter、Instagramなど:lit.link
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