エンタメ

“うつ状態の引きこもり生活”を経て…65歳の作家・中村うさぎが再び美容整形に挑むワケ

車いす生活で「顔はどうでもよくなった」

中村うさぎ

小鼻縮小と目の下リフトの手術を受ける前(写真左)と受けた後(写真右)の様子(※本人提供)

――今回の整形の施術内容を教えてください。 中村:年齢とともに鼻が横に広がった気がして、幅を縮小しました。次に、目の下のシワを取るために、際の部分を切開し、引き上げて縫う手術をしました。11月末に首とフェイスラインのたるみをなくす手術を受ける予定です。 ――最初に整形されてからこれまで20年ほどの間、定期的にメンテナンスされてきたのでしょうか。 中村:55歳の時に病気で死にかける前までは、時々メンテナンスしていました。でも、病気をして車いす生活になってからは、歩けないことのほうが深刻で。顔のことは、どうでもよくなったんです。なので、この10年間は脂肪吸引ぐらいしかやっていないですね。

「ボトックスを打ち過ぎ」と批判されたことも

――過去に豊胸手術をされて、その後、シリコンを抜かれたそうですね。 中村:はい。太ったら服が入らなくなり、「オッパイがあるせいだ」と思ってシリコンを抜いたんです。胸から抜いたシリコンがスライムみたいにツルっと出てきたのを見せてもらいました(笑)。 ――美容整形について批判を浴びたことはないですか。 中村:病気で入院した時、「中村うさぎはボトックスの打ち過ぎで病気になったんだ」とネットで批判されました。私の病気は、自己免疫疾患が原因であり、ボトックスとは何も関係がない。ボトックスは少量を打つだけなので、全身に行き渡ることはないんです。でも、美容整形はズルだから、「ズルをした人は痛い目に遭うんだ」って思いたがる人もいる。その気持ちは、わからないでもないですけどね。
次のページ
自分の顔がずっと嫌いだった
1
2
3
4
大阪府出身。外資系金融機関で広報業務に従事した後に、フリーのライター・編集者として独立。マネー分野を得意としながらも、ライフやエンタメなど幅広く執筆中。ファイナンシャルプランナー(AFP)。X(旧Twitter):@COstyle

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ