仮想通貨で儲けたときの税率が「高すぎる」ワケ。100万円稼いで手元に残る金額は…
『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。
仮想通貨の税金は高い……。
マンガのようなモデルケースだと、100万円儲けたら“23万円”を税金で持っていかれます。
儲けた人は「100万円儲かったので100万円の車買うぞ!」となりそうですが、税金のことを考えると「100万円儲かったので77万円以内の車を買おうかな。いや、たかが77万円の儲けで車買おうなんて不経済だ。浮かれてはいけない!」となるのが賢明な考え方と言えるでしょう。
仮想通貨の儲けは「雑所得」なので税率が厳しく、経費もほとんど認められていませんし、損益も繰り越せません(これが痛い)。
かといって、すぐ「海外に移住だー!」と宣ってはいけません。たかが100万くらいの儲けでは海外移住なんて夢のまた夢。
仮想通貨の税率が厳しい日本ですが、それも一長一短であって、悪いところばかりではありません。日本の仮想通貨取引所は規制が厳しく、投資家保護で成り立っています。
そのため、例えば取引所がハッキングされて仮想通貨が抜かれたとしても、自分の資産は保護されます。
つまり「安全」なのです。「高い保険に入っているようなもの」とも言えるでしょう。
他国の良いところばっかり見たら、そりゃ羨ましくもなりますが悪いところもあるのです。
日本は良いところも悪いところもあるので、両面見てみましょう。
きっと「それでも税率高いなー」と思うはずです。
漫画・文/ハッシー橋本
監修/村上ゆういち(魔界の税理士®)愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84
第百二十七話 税率
税率は高いが安全である
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