仮想通貨で儲けたら税金はいくらかかる?「税率55%」のウワサは本当なのか
『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。
吹聴してるヤツがいる!
「仮想通貨の税金は55%」だと。
「日本だけ高すぎる!」と。
そう言ってるのは4千万円以上利確したヤツです。そんなお金持ちは無視しましょう。
仮想通貨の利益は「雑所得」になるので、税率が厳しいのは前回お話しました。要するに自分の給料と雑所得を一緒に計算されてしまうから高くなってしまうんですね。
それでも一般的な利益を考えると、20%くらいになるのでぼったくりとまでは言えません。
株などの分離課税は20%ですから、それと一緒ですね(株などは分離課税と言って給料と別で計算します。一律20%です)。
仮想通貨はボラが激しい(価格の上下が激しい)ので、利確できるところは利確しておかないと、後に下がってしまって資産が減ってしまうかもしれません。なんとか高値で利確しておきたいものです。
そこに税金がかかってしまいます。仮想通貨だけ厳しいのは自明なので、なんとか緩くしてほしいです。海外に“行かざるを得ない”くらい税金取られてる人もいますので、なんとか早急にお願いします。
あ!僕はいいんですよ。負けてますから!
漫画・文/ハッシー橋本
監修/村上ゆういち(魔界の税理士®)愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84
第百二十八話 高税
仮想通貨だけ厳しいのは事実
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