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「ほんまに赤字経営ですわ」笑い飯・哲夫がそれでも格安塾を続ける理由。“子育て中のイライラ”対処法も伝授

寺子屋は‟僕の教育の原風景”

漫才師・塾経営者 笑い飯・ 哲夫

大学生の頃は教師を目指していました

――子どもの教育への思いの源泉は何なのでしょう? 哲夫:大学生の頃は教師を目指したこともあり、今は学校の先生を前に講演会で喋ったり、夢が叶ってそれが仕事にもなってます。地域教育にも力を入れたくて始めたのが寺子屋です。 僕は子どものときに、地域のおばあちゃんがやっている月謝3000円の塾に通っていた。今、経営している寺子屋は、僕の教育の原風景。こうした地域教育が全国に広がればいいな、という姑息な目論見があって表に出したんですが、僕の考えに賛同してフランチャイズで寺子屋をやりたいという申し出もありました。ほかの看板でも名前でも構わないから、なんぼでもやってくれと伝えてます。 ――芸人、塾経営、農家、仏教マニア、花火の解説やプロデュース、そしてわらじ作り教室と、実に6足のわらじを履く多才ぶりですが、大河ドラマデビューで俳優の顔が加わり、7足のわらじになりました。 哲夫:確かに大河もお褒めいただきましたが……いやいや、演技指導がよかっただけです! 大人になっても挑戦し、成功・失敗で新たな自分を知ることができますからね。足は2本だから、7足じゃなく切りよく8足のわらじにしたいですね(笑)。 <取材・文/齊藤武宏 撮影/うちだ とよひこ>
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論

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