更新日:2024年11月22日 15:57
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ラブホ清掃業者に聞いた“衝撃の内情”「忘れ物は常にダンボール2箱分、教師が答案用紙を忘れて…」

テストの答案用紙を忘れた教師

小学校の国語のテスト用紙忘れ物をした場合、それが高価なものであれば、客はだいたい取りに来る。高価なものだと、ロレックスの時計を忘れていく人もいるのだという。 高価なもの以外では、テストの答案用紙を忘れる教師もたまにいるとか。ホテル側としては、学校に連絡するわけにもいかず、困るらしいのだが、翌日にはちゃんと取りに来るとのこと。ただし忘れた日と、取りに来た日で、一緒にいた相手が変わっていることもあるらしい。

ラブホの真実③「備品の盗難がめちゃくちゃ多い」

盗難ラブホテルの成立条件としては、以下の通りである。 ①JRから初乗りで行ける ②繁華街が近い ③薄暗く、人通りが少ない これらの条件は、実は窃盗がしやすいことにもつながるのだ。シャンプーやリンスが全て抜かれることはザラなので、「あえて半分の量しか入れておかない」というホテルも多い。小分けのアメニティが開発された時、率先して取り入れたのが、このラブホテルだった。シャンプーやリンスの他に、トイレットペーパーの盗難も多い。 日本とは常識が少し異なるせいか、外国人の宿泊客が盗難する割合が高いという。彼らの中には、とんでもないものを盗んでいく客もいる。最も被害額の大きいもので、テレビが知られている。男性客が窓からテレビを降ろし、先にチェックアウトした女性が、下から受け取っていたという。 事件を防ぐために、男性客が1人で先にチェックアウトすることは禁止されている。しかし女性が先に1人でチェックアウトをすることは可能である。この仕組みを完全に知り尽くしていたらしく、プロの犯行であったと見られているそうだ。

まだまだ謎が多い、ラブホテル

新風営法の発足に始まり、近年のホスト業界の売掛禁止など、夜の業界を取り巻く環境は年々厳しくなっている。チェーン店の少ないラブホ界隈では、生き残るためにそれぞれが独自の工夫を凝らしており、内情についても一概には言えない。 その中でも、清掃員はラブホテルの内情を知ることができる、貴重な職業だ。今回は彼らが語る、ほんの一部をご紹介した。謎が多いラブホテルだが、本記事が読者の「休憩」を楽しむ際の参考になってくれれば、幸いである。 <文/綾部まと>
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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