更新日:2024年02月14日 17:25
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昭和レトロブームは“ラブホテル”にも…豪華な内装が人気。青森県「ナポレオン」では回転ベッドも現役稼働

往年の特殊ベッドが現役で活躍中!

現在まで130軒以上の昭和ラブホを巡ってきたゆなな氏がイチオシするのが、青森県にある「ナポレオン」だ。特別室の3部屋は回転ベッドをはじめ、昭和ラブホを代表するベッドを3台備え、ゴージャスな内装はもはや芸術の域。 「初めて『ナポレオン』に入ったときにびっくりしたのが状態の良さです。昭和ラブホを代表する3種類のベッドが、とてもきれいな状態で集結していて、現役で稼働している。他のホテルではなかなかお目にかかれません。各部屋の名がユニークなのも魅力的。また、昭和ラブホは快適性の面で当たり外れが激しいんですが、清掃が行き届いている点もおすすめです」 広く豪華なつくりで料金設定は少々お高め。使用頻度は他の客室に比べて半分ほどと少なく、利用者の多くが大切に部屋の設備を使っているようだ。
今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「ルームナンバー6 ルイ13世」……回転ベッドの回転スピードは約1分半で一周するのが大半だそう。タイル張りの広々としたお風呂も特徴的だ

今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「ルームナンバー6 ルイ13世」

それにしても、ゆなな氏は訪れた昭和ラブホでどんな時間を過ごしているのか?  「何時間でも好きなだけ写真を撮って楽しんでいます。セルフポートレートも時々撮ったり、広いお風呂で一人ゆっくりもの思いに耽ったり。非日常的な空間に身を置いていると、それだけで日々のストレスフルな現実を忘れられるんです」
今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「モンローシーソー」は、ゆなな氏もここでしか見たことがない貴重なバネ仕掛けの備品。不安定に揺れる

今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「ルームナンバー7 ナポレオン」……ホテル名を冠した馬車のベッドがある特別室。技巧を凝らした特殊ベッドのみならず、装飾豊かな壁紙なども現在は作る業者がいないという

今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「ルームナンバー7 ナポレオン」

今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

「ルームナンバー8 エマニエル」

【インフルエンサー ゆなな氏】 ほぼ単身で北海道から沖縄まで全国の昭和ラブホテルを巡り、さまざまなメディアで魅力を発信中。著書『回転ベッドを追いかけて』(hayaoki books)が発売中。Xアカウント@yunaaaa_a
今こそ行っておきたい![昭和ラブホ]遺産巡礼

ナポレオン
青森県上北郡おいらせ町向山東3丁目2864 料金:特別室3部屋(6~8号室)休憩6500円(7:00~24:00、3時間限り)、宿泊8400円(平日20:00~翌11:00、土日祝22:00~翌11:00)

取材・文・撮影/週刊SPA!編集部 ※2月6日発売の週刊SPA!特集「[昭和ラブホ]遺産巡礼」より
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表紙の人/ 沢口愛華

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