更新日:2024年02月21日 13:10
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コインランドリーで「大便を撒き散らした男」が裁判で語った“衝撃理由”…前科16犯、ホテルのテレビに尿をかけたことも

この裁判の結果は…

裁判所 検察官は論告で、「本件は常習的かつ店舗内で排泄するという不快な犯行、被害額も約15万円と高額であり、被害弁償もされていない」と指摘。さらに、「苛立ちを解消するためという動機は自己中心的な行為であり、Aは再犯を繰り返している」と断じ、懲役2年6ヶ月を求刑した。  一方で弁護人は、Aの犯行当時の精神状態、器物損壊も凶器を使っておらず粗暴的な犯行でないこと、Aが被害店舗へ反省文を書いたことや過去に「軽度精神遅滞」と診断されていたことなどを主張し、寛大な処罰を求めた。  結局のところ、2022年5月の判決公判で懲役1年10ヶ月の実刑が言い渡され、Aは刑に服した。

Aはホテルのテレビに尿をかけたことも

 Aは前科16犯、迷惑行為や詐欺行為など再犯をし続け、刑務所と社会の往来だったという。さらには、直近の前科には本件と同様に自身の排泄物を他人の物に塗りたくるという器物損壊事件も起こしていた。 「彼は、これまで山口県内での詐欺事件など様々な犯罪を行ってきたようです。そして出所後、安いビジネスホテルを利用していたようですが、必ずトラブルを起こし、ホテルを次々に変えていたところで事件は起きました」(法律関係者F氏)  その事件とは、2019年にAが神奈川県内のホテルに宿泊中、部屋に設置されていたテレビに自身の尿をかけ汚損させたという器物損壊事件。その後、逮捕・起訴され、裁判で懲役10ヶ月の実刑判決を言い渡され服役した。出所後は、別事件を起こすなどして、今回の事件に至った。
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筆者が目の当たりにしたAの「裁判所での迷惑行為」
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2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。
X(旧ツイッター):@Gakuse_Bocho

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