【対談】孤高のラッパー般若×SITE「高校時代を過ごした1990年代から 内に秘めたものは変わらない」
―[少年イン・ザ・フッド]―
週刊SPA!で好評連載中のHIPHOPドキュメンタリーコミック「少年イン・ザ・フッド」。待望の第8巻が、2024年3月15日(金曜)に発売された。恒例の帯コメント&巻末対談は、ついに孤高のラッパー“般若”氏が登場! 実は著者SITE氏は学園祭で出会い、初期から般若氏を追いかける旧知の間柄だ。今回は書籍の巻末対談から、90年代の都立高校生HIPHOPシーンについてのくだりを一部公開する!
90年代半ばの奴らは「歌ってる」ってよりも「叫んでいた」(般若)
SITE 俺って、ヨシ君(=般若氏のこと)の前に現れるたびに肩書きが変わってる気がします。最初はフリースタイル好きの高校生、次は文章を書くライター、映像作家としての顔を合わせてきました。2002年のB-BOY PARKでは、なぜかMCバトルの審査員の一人として、ヨシ君と漢君(※現9SARI GROUP)が対決した伝説の決勝をジャッジしてます。
般若 で、今回は漫画家として現れたわけだ。これはガチなんだけど『少年イン・ザ・フッド』は、連載当初から読んでいたんだよ。というのも、俺は『SPA!』の愛読者でさ。最初は「HIPHOPの漫画が始まったな~」くらいだったんだけど……、なんだか懐かしい風景が出てくる。「これ描いてるのSITEっぽくね?」って気づいたんだ。昔のことを細かいところまでよく覚えてるよな。感心するよ。
SITE やっぱり1995〜96年って自分のなかでは特別な時期で。この間、さんピンCAMP(1996年7月、日比谷野音)をバックステージから撮影した映像を見せてもらったんですが、観客全員が全力で歌っていて。今までいろんなライブを見てきたけど、あそこまですさまじいテンションの客は見たことがない。もちろん「この時代だけが最高」なんて言うつもりはないですけどね。
般若 ああ、いつの時代にも、それぞれの“熱さ”があるよな。当時の奴らは「歌ってる」というより「叫んでる」感じだった(笑)。あのころの日本のHIPHOPシーンは、まだ人数が少なかったよね。
SITE おそらく現在の10分の1程度だったと思います。人の少なさが、逆に熱気を生み出しているところもありました。
般若 10分の1じゃ、きかねえんじゃないかな?
SITE 確かに。俺は都立千歳高校(現・芦花高校)、ヨシ君は隣の千歳丘高校の出身ですが、当時の都立高校では、HIPHOP好きなんて学校に1人か2人。共有できる相方が見つかればラッキーでしたね。都立は学校の枠を超えて集まらないと話もできないくらい。私立だと10人単位でHIPHOP好きがいて、ファッションもイケてたりするんですけど。
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マンガ『少年イン・ザ・フッド』第8巻 帯コメント&巻末対談はラッパー界のラスボス・般若!
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