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男の終活「アダルトDVDの処分」に商機アリ。地方書店が“出版不況下でも増収増益”を続ける理由

増収増益の秘訣は2つ

利根書店 さらに利根書店では、アダルトDVDのほかフェムテックグッズやアダルトグッズ、自社で開発したレトルトカレー「絶倫カレー」など、いろいろな商品を取り扱っている。出版不況下にあっても、増収増益を続けている経営の秘訣は「創業者で現取締役会長の吉川充秀氏のモットーである徹底的な仕組み化にある」と亀井さんは言う。 「『日報革命』というお客様の声や、スタッフからの改善提案、トレンド情報などを現場から毎日吸い上げる自社アプリがありまして、それをもとにサービスの改善、品揃えの拡充を行っています。意思決定のスピードを早め、時間の効率化を高めていくのを意識してきたのが、結果として成果につながっていると考えています」  他社にはない独自性と多角化経営が、安定的な収益基盤の構築に寄与しているわけだ。これからも男の終活などに代表されるプリマベーラの独自かつユニークな仕掛けを期待したい。 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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