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長距離G1天皇賞(春)、香港のクイーンエリザベス2世カップ…。4つのG1の注目馬を解説

最強スプリンター不在でチャンス到来?/チェアマンズSP

 多少でも海外競馬を予想した事がある方ならご存じでしょうが、香港の短距離~マイル路線は非常に強力。特に短距離路線は世界最強と言っても過言ではありません。  そして、その要因となっているのが現役最強の短距離馬ラッキースワイネスの存在で、昨年はチェアマンズSP、香港スプリントと香港の短距離GⅠに勝利。昨年のワールドベストレースホースランキングではレーティング125を記録して8位に名を連ねています。  そのラッキースワイネスは、今回、怪我により出走回避。主役不在の状況となっています。そのため、日本馬にもチャンス到来となりそうです。  しかし、それでもやはり層が厚いのが香港短距離路線。注目は昨年までマイル路線を歩んできたカリフォルニアスパングル。昨年のジョッキーCマイルはハイペースで差しが決まった展開でしたが、これを前で4着に粘る競馬は距離短縮につながる内容で、それが今年に入っての短距離での好結果につながっています。他にも高松宮記念で3着に好走したビクターザウィナーなど、主役不在でも香港馬が強力だと見ています。

絶対王者が君臨する香港マイル路線/チャンピオンズマイル

 現在の香港マイル路線には絶対的な王者が君臨しています。それはゴールデンシックスティ。なんと30戦26勝で内G110勝というとんでもない成績を残しており、昨年の香港マイルではマイルCS1着ナミュールと2着ソウルラッシュを相手にせず完勝。まさに香港の絶対王者です。  今回のチャンピオンズマイルにも参戦しており、逆らうのは厳しいと見ています。また、その他の香港勢も強力で、昨年の香港マイルで2着に好走したヴォイッジバブルや香港のGⅠで好走歴のあるビューティーエターナル、ビューティージョイ、ギャラクシーパッチなど実力馬が参戦しています。  日本馬でチャンスがあるならエルトンバローズになりそうです。シャティン競馬場は3コーナーが下り坂で直線が平坦というコース形態。これは京都競馬場と非常に似たレイアウトとなっています。実際に昨年のマイルCS1~2着馬が香港マイルでも3~4着。マイルCSで4着と善戦しているエルトンバローズなら十分期待できます。
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クイーンエリザベス2世Cは強の構図か!?
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各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)


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