仕事

「安易に退職代行サービスを使わなきゃよかった」入社1か月で辞めた28歳男性の後悔

パチンコで現実逃避

 総合病院を退職後、居づらくなった実家を出て1時間ほど離れたエリアで一人暮らしを開始。そこから待っていたのは、地獄の転職活動だった。 「最初の就職では2年、その次の転職先もたった1か月で『自己都合による退職』では面接にも辿り着かない。貯金は底を突き、兄から50万円を借金して、現実逃避するために朝からパチンコに並んでは自己嫌悪に陥ってました」  3か月の転職活動を経て、受け入れてくれた職場は近所にある冷凍食品の工場だった。
飯沼さん作業服

工場勤務は今年3年目。「ようやく銀行員時代の初任給と同じ額を稼げるようになりました」

「『楽して逃げた』と言う父親を見返すために頑張りたい気持ちはあるが、全然うまくいかない。どうせうまくいかないのなら、最初から頑張らずに楽な道だけを歩いていたいんです」 取材・文/週刊SPA!編集部
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