更新日:2024年07月09日 23:34
ライフ

1000円台で大満足の“餃子酒場”に!肉汁あふれる「肉汁餃子のダンダダン」で“呑む”!<チェーン店ひとり酒>

 ちょっとだけ飲んでから帰りたいけど、わざわざ居酒屋に行くほどではない――。そんなときに重宝するのが「ちょい飲み」のお店だ。吉野家の「吉呑み」を筆頭に、最近ではファミレスやファストフード、大衆中華チェーンなどでもちょい飲みセットを提供するところが広がっている。
パリッコのチェーン店ひとり酒

パリッコのチェーン店ひとり酒(イラスト/パリッコ)

 日常的に酒場へ通い、酒にまつわる連載や本を多数執筆している酒場ライター・パリッコさん@paricco)。普段は地元に密着していて、単独ではちょっと入りづらいような個人店を取り上げている彼に、ベタなチェーン店で飲んでもらう連載「パリッコのチェーン店ひとり酒」。  第2回に取り上げるのは、全国120店舗以上を展開する「肉汁餃子のダンダダン」。果たしてパリッコさんはどう立ち振る舞うのでしょうか?

気になる餃子チェーンへ

 ここ数年、街で頻繁見かけるようになったチェーン店がある。「肉汁餃子のダンダダン」。オフィシャルサイトで確認してみると、北海道から九州まで、なんと全国で100店舗以上を展開しているらしい。そりゃあよく見るはずだ。  ところが僕は、まだだダンダダンに行ったことがない。「ぎょうざの満洲」をはじめとする好きな中華チェーンが他にいくつもあるし、僕は僕で忙しいのだ。ただ、そんなに人気なのならば、そこにはなんらかの理由があるはずだ。思い立ったが吉日。今日はダンダダンに昼飲みをしに行ってみよう。
肉汁餃子のダンダダン

我が家から最寄りの「肉汁餃子のダンダダン 大泉学園店」

肉汁餃子のダンダダン

この看板が妙に印象に残るんだよな

 あまり予備知識はないものの、とりあえず入ってみる。するとテーブル上には、ランチ限定「究極の餃子定食」のメニュー。店員さんに聞くと、グランドメニューも頼めるということで見てみると、餃子や酒のつまみ的な単品料理がいろいろとあり、また、馬刺しにもすごく力を入れているようだった。

結果お得に飲めるパターン

 が、こういう店で昼帯に飲むにあたり、実はランチ定食を頼んでしまうと、各種のおかずがすべてつまみになり、結果お得に飲めるパターンは多い。値段設定が、税抜きで909円、税込みでぴったり1000円というのも、なんだかすごく気持ちがいい。初訪問ということもあるし、今日はそれにしてみよう。
肉汁餃子のダンダダン

「究極の餃子定食」(税込み1000円)

 お酒にも力を入れているようで、多彩なサワー類や、僕の愛するホッピーがあるのも嬉しい。いきなり「ホッピーセット 白」(548円)からいってしまおう。
肉汁餃子のダンダダン

「ホッピーセット 白」

 梅雨前の貴重な湿度の低い風が流れ込む店内。昼間っから飲めるホッピーセット。こんないい店が地元にあったなんて、もっと早く気づいておけば良かった。やがて、餃子定食も到着。
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食べる前からもはや言うことはない
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1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。X(旧ツイッター):@paricco

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