ライフ

銀座ホステスが明かす「知らないと恥をかく」銀座の“暗黙のルール”

ホステスのLINEには返信しなくていい

 男性から「ホステスさんからこんなLINEがあったんだけど、これって営業かな?」と、相談されることがあります。可愛いですね。むしろ、20も30も年下の女の子が営業以外の目的で連絡をしてきたとしたら、そちらの方が怖いと思いますが。「大学の学費が払えなくて……」とか言い出しそうですよね。頂かれおじさんにならないように気を付けてください。南無。  ホステスからのLINEは全て営業です。私たちは皆さんに繰り返しお店に足を運んでいただくためにご連絡をさせていただいております。  よって返信は不要です。皆さんからのご連絡がなかったところで私たちが落ち込んだり、「嫌われてしまったんじゃないか」と心配することはありません。ただし、ご予約のご連絡でしたら、いつでも大歓迎です。  元気なお顔を見せていただくことが何よりも嬉しいです。

同伴をしない食事に誘うのはご法度

   世間には「前もって言えば平日でもお店を休めるのかな? 普通にデートしたいです」など、アホなことをぬかすオヤジもいるようです。普通にデートってなんでしょうか? そういうのは相席居酒屋にでも行ってやって欲しいものです。  私たちはホステスで、皆さんはお客様です。お友だちでも恋人同士でもありません。「ランチなら行けるよ♪」「土日ならいいよ♪」ですって? お家に鏡がないのでしょうか。  ただ、日頃余程お世話になっているお客様、もしくは太客に育ちそうなお客様に対してのみ、ランチや土日のデートに応じてくれるホステスはいます。だとしても、誘うのは係りの女の子だけにしてあげて欲しいです。ヘルプ(係り以外の女の子)にとっては、ほとんどメリットがありませんので。  なお、ヘルプに対して「前もって言えば平日でもお店を休めるのかな? 普通にデートしたいです」など、アホなことをぬかした場合ですが、漏れなく係りのホステスに報告されています。
次のページ
同伴にもルールがある
1
2
3
4
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

記事一覧へ