江東区のへそで高品質に「ひたる」100℃のサウナ室、高頻度オートロウリュ、15℃の水風呂、外気浴…【ミスSPA!2023 萌花/ベストサウナvol.37】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第37回は『sauna&bath NiHITARU』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 萌花ちゃん
’01年、神奈川県生まれ。T160 B80 W60 H85。「美少女mining 2022」にて一般成人部門1位を獲得。公式X(@14moeka_)
東京メトロ東西線東陽町駅から徒歩1分。小さなマンションの1階に、昨年10月、新しいサウナ施設「NiHITARU」がオープンした。東陽町駅は日本橋駅まで7分、大手町駅まで9分という利便性を誇り、一日約10万人が乗降する“江東区のへそ”と言われる街。サラリーマン向けの飲み屋こそ多いが、その規模にしてリラックスできる施設は今までほとんどなかったのだという。
施設のコンセプトは店名のとおり「~に、浸る」こと。「ととのう」ことにこだわらず、各々が自由に何かに浸ってリラックスしてもらうことを提案している。そのため、サウナ室は照明や板の色を暗めに落とした、静かで落ち着いた空間。浴場内の案内もピクトグラムで行っているため、頭を使わせることなく、自分の時間に「浸れる」工夫がほどこされている。
100℃に設定されたサウナ室は、8分に一回の高頻度で発動するオートロウリュで常に十分な湿度が保たれている。また、地方の有名施設出身者や大会優勝者など、本格的な技術を持つスタッフによるアウフグースも頻繁に提供。スケジュールによって変動するので、SNSなどの告知を確認していくといいだろう。また、サウナ室の3段目には、「ひたる」のに最適な、ひとりサイズのスペースがあり、ロウリュの熱気もしっかりと感じられる、絶妙なスポット。ぜひ体験してみてもらいたい。
●Point:サウナ室奥には、一人で「浸れる」空間もアリ
サウナ室を出ると、約15℃設定の水風呂と温浴、さらに外気浴も完備がされた都心型サウナのお手本ともいえる機能的な空間が広がる。都会のサウナで外気浴ができる点は、施設の特に大きな魅力だ。
このように熟練サウナーも満足させる高品質の施設だが、今後は、初心者向けにサウナの入り方講座を開催したり、同行者割引サービスを行うなど、ビギナーを大切にする施策も思案中だとか。その背景には、サウナ文化の敷居を下げたいという思いがあり、「ととのう」という言葉を使わないのもそのため。
ほかにも、朝ウナや、レディースデー、ゲストアウフグース、貸し切り営業などの充実したサービスに加え、近隣のビジネスホテルや飲食店、スポーツ施設とも連携することで、サウナの可能性を広げている。「NiHITARU」を中心としたコミュニティの広がりによって、東陽町の街はさらに活気づいていきそうだ。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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