ライフ

ラブホ清掃員が衝撃を受けた“熟年カップル”の利用後。部屋に散らばる大量の輪ゴムに「何が起きたんだ?」

部屋に散らばる使い捨て歯ブラシと輪ゴム

輪ゴム ラブホでのバイト経験がある松嶋潤さん(仮名・30代)。5年ほど前に見た不思議なカップルについて教えてくれた。 「熟年カップルが利用した部屋を清掃することになりました。年配のお客さんは、それほど珍しくないのですが、そのカップルが利用した部屋には異様な雰囲気がありました」  部屋に入るとまず目についたのは、大量の使い捨て歯ブラシだった。 「ラブホにはだいたい1組に2本の歯ブラシが置かれていますが、その部屋にはなぜか10本近い使用済みの歯ブラシが散乱していたんです」  松嶋さんは、「何が起きたんだ?」と首をかしげつつも清掃を続けたという。さらに部屋の奥へと進むと、さらに不思議な光景が広がっていた。 「大量の輪ゴムが床に散らばっていました。何に使ったのかまったく分からず、推測しながら清掃作業を進めました。とにかく数が多すぎて掃除機でも吸いきれないほどでした」

ラブホはさまざまなカップルの物語が見える場所

 その後、ベッドの清掃に取りかかると、ベッドサイドにはまたもや輪ゴムが……。 「また、夜のムードを高めるためなのかキャンドルが置かれており、キャンドルにも輪ゴムが巻かれていたんです」  まるで、カップルが輪ゴムを何かの象徴やアイテムとして楽しんだかのようだったと松嶋さん。結局、熟年カップルがどうして大量の輪ゴムを使用したのかは謎のままだったという。 「この状況を同僚に話すと、それからしばらくの間は“輪ゴムのカップル”の話題で持ちきりでした。ラブホで働いていると、さまざまなカップルの物語が見えてきます」  松嶋さんにとって特に印象に残る出来事だったそうで、いまだに記憶に刻まれている。 「年齢に関係なく、ラブホは多くの人たちにとって自由で楽しい場所なんだと、改めて思い知らされました」 <取材・文/資産もとお>
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ