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37歳でグラビアデビューした“遅咲きのグラドル”、人生のどん底から44歳で初の“就職”が大きな転機に「今がいちばん充実している」

母親である前に自分「“子どもがいるから”って諦めない」

茜結彼女は芸能活動をしながら一般企業で働いているが、2人の子どもを育てるシングルマザーでもある。 自身が大切にしている考え方やポリシーはどのようなものなのか。 「何事も“子どもがいるから”って諦めないで、自分がやりたいことには徹底的に向き合う。頭で考えず、思い立ったら即行動することを心がけています。時間は有限ですし、気持ちが新鮮なうちに“当たって砕けろ”精神で挑むようにしていますね。 また、常に向上心を持って色んな新しいことに興味を持ち、変化のある毎日を送ること。そして、自分の思いを文字や言葉にすることも大事です。文字にすると頭が整理され、口に出して周りの人に言うことで、自分の行動に、さらに責任が出て、しっかりとその目的に向けて行動するように、導かれていくんです。必要な情報も集まりやすくなりますね」 シングルマザーとしての子育て法は「母親である以前に、ひとりの人間として、自分らしく生きる。そして、挑戦していく背中を見せること」だと語る。 「子どもは子どもの人生であって、最低限の注意や助言はするものの、基本は否定せずに、見守ることに徹していました。正直に言って、親らしいことは何一つやってきてないですし、いつも仕事で帰りも遅く、無鉄砲で自由奔放だったかもしれません。 にもかかわらず、意外と子どもは親の背中を見ているなと思っていて。ある日、娘が『ママはアホやけど、一人で私たちを育ててくれたのは本当に尊敬する』と不意に言ってくれたときがあって、とてもびっくりしたんですよ。その一言は、今でも鮮明に覚えていますね」 茜さんは、自分の価値を認めてくれる場所に身を置けば、必要としてくれる仲間に必ず出会えると話す。人との縁を大切にしてきた結果、就職先にも恵まれ、新たに人生の岐路に立つことができた。現在は企業広報の傍ら、結婚相談所のカウンセラーとしても働いている。 「将来は起業して結婚相談所を開き、人間関係や恋愛、メンタルで悩む人の心を少しでも軽くしたいなと思っています。そしていつかは、自伝本も出版したいですし、自分の歩んできた人生をドラマ化するのが夢です」 このような抱負を胸に抱き続ける茜さんの人生は、これからさらに面白くなっていくのではないだろうか。 <取材・文/古田島大介、撮影/藤井厚年>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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