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優先席に荷物を置いて大騒ぎする“中国人観光客”。注意した高校生に5人がかりで罵声を浴びせ…助けに入った“意外な人物”

「初老の男性」の正体は…

観光客と対峙することになった初老の男性。周りの乗客たちも男性の行動に奮い立たされたようで、次々と加勢したそうだ。 「なかには、日本で暮らす中国人もいたようで、初老の男性とともに中国語で観光客たちを注意していました。観光客たちはそんな状況ながらさらに興奮しはじめ、そのうち一人が初老の男性の肩を強めに押しました。これはまずいと思い、自分がその観光客と男性の間に入る形をとり、次の駅でおろして駅員に突き出すことを提案したんです」 マナー違反の観光客は、要請どおりに次の駅で下車をしたそうだ。 「他の駅で降車した乗客が通報していたのか、次の駅では降り口に駅員さんが集まっていました。自分と初老の男性、さらに観光客をスマホで撮影していた男性も一緒に降りて事情説明することに。駅員さんはこういったトラブルに慣れっこなのか、このまま騒動を続けるなら警察を呼ぶと、中国語ができるスタッフが対応。警察という言葉を出され意気消沈したのか、観光客たちは頭を下げて帰っていきトラブルは収束しました。初老の男性に話を聞くと、銀座付近で飲食店を経営していて、外国人観光客のトラブルには慣れっこなんだそうです。トラブルに対応するため、中国語も習っていて話せるようになったんだとか。はじめに注意した高校生がトラウマにならなければいいと、最後まで心配していました」 外国人観光客が増えているなかで、移動時だけでなくさまざまな場面でマナー違反の外国人に遭遇する可能性は高い。どんな対応をするべきなのか、すべての国民が考えないといけないのかもしれない。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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