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「ノイキャン」はなぜ周囲の音が消えるの?テクノロジー情報サイト「ギズモード・ジャパン」が日常の中のテクノロジーを解説

そもそも音ってなに? 音はどうやって伝わるの?

ギズモード・ジャパンのテック教室

『ギズモード・ジャパンのテック教室』より

 上記で音について説明をしたが、音の性質といわれても、そもそも「音ってなんだ?」となりそう。  音の正体は物が振動するときに生まれる波(音波)。  音源から生まれた振動が音波として空気を伝い、耳の中の「鼓膜」を揺らすことで、私たちの脳はそれが「音」であると認識するのである。  ちなみに水中や糸電話でも音が聞こえるのは、空気の代わりに水や糸が音の振動を伝えてくれるから。そのため、音の振動を伝える物質がない真空や宇宙空間では音は伝わらない。

360度見られる画像ってどうやって撮影してるの?

ギズモード・ジャパンのテック教室

360度カメラは、180度以上視野を持つ超広角レンズ2つで同時に撮影するというしくみである(『ギズモード・ジャパンのテック教室』より)

 最近ネットで見かける写真や動画には、視点を自由に変えられて、まるで映像の中に入り込んだかのような臨場感が得られるものもある。しかし、普通のスマホやカメラではこんな撮影できない。いったい、どうやって撮影するカメラなのだろうか? 「こんなユニークな体験ができるのは『360度カメラ』という特殊なカメラのおかげです。  360度カメラは、視野角の広い超広角レンズを複数(市販モデルは前後2カメラが多い)搭載することで、自分を取り囲む全方向の景色をいっきに撮影! カメラ内の合成処理で、360度の画像・映像を楽しめるというしくみ。  そう、実は合成しているんです。画像のつなぎ目は、AI処理でほとんどわからなくなっちゃいます」
ギズモード・ジャパンのテック教室

さらに、180度の超広角画像2つが自動的につなぎ合わされ、カメラを中心に360度全方位が見られる画像が作成される (『ギズモード・ジャパンのテック教室』より)

 「こうした360度カメラは、広範囲を死角なく撮影できたり、撮影後に視点を変更できるので、アクションカメラや防犯カメラとしても人気。  身近なところではGoogleマップの『ストリートビュー』も。スマホやパソコンから、360度リアルな街なかへ飛び込めますよ!」
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「Googleストリートビュー」はどうやって撮影されている?
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