恋愛・結婚

「想像を絶する下世話さ」とある地方に“嫁いだ”女性が驚いた謎の風習。夫や義母が守ってくれず、離婚の原因に

「次男の妻」と折り合いが悪いと聞いていたが…

 一転して「神」エピソードを紹介します。こちらもうちの元会員さんから聞いた話ですが、こちらは入会前の話でなく、成婚退会後の話です。  通常、成婚退会後は個人情報保護のために資料を全て破棄することになっているのですが、取材中であるなど特別な事情があったり、元会員の方のほうから近況のご連絡があったりして、その後の様子を聞けることがあります。  彼女もそうしたひとりで、成婚退会後にご連絡があった時に、「先生、ありがとうございます! 先生のおかげで私、今とっても幸せなんです!!」とお礼を言ってくれたのです。  成婚はまだしも、その後の結婚生活は2人の努力あってこそ……、と言いかけたのですが、「義母が『先生に言われたから』と、すっごく優しく大切にしてくださって。先生に足を向けて寝られません!」と続けざまに言われました。  実は、この女性のお相手の家は相当な資産家で、しかも夫は長男。しかし、その長男より先に結婚した弟のお相手と母親の折り合いがかなり悪いということを、夫側から聞いていたのです。

成婚前の約束をちゃんと守ってくれた

 詳細は省きますが、なかなか大変そうでしたので、お母様に直接「今度こそ、お相手の女性を大切にしてあげてくださいね」と事前に話しました。  すると「わかりました」とおっしゃっていただけたのですが、心配だったのでさらに念押し。成婚直前に、2人にくわえてお母様も一緒にマリーミーにお呼びしました。  そこで、結婚にあたって双方で話し合って決められていた、「お子さんは小学校から私立に入れる。その学費はお母様の家が出す。新居のマンションにはピアノを入れられるようにする。披露宴は女性の希望を叶える。それもお母様の家が出す」などの条件を、あらためて私の前で確認・同意をしてもらっていたのです。  実際にその通りに事が運んだだけでも少々異次元の話ではあります。ただ、この話のポイントは「お金のかけ方」などではなく、「約束したことをちゃんと守る」ことが出来ていたということです。  くわえて、境界線を踏みにじるようなことは一切されていないと話してくれました。
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適度な距離感が功を奏して、すっかり仲良しに
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結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など

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