ライフ

「おせちなんか食べたくないし、紅白よりも格闘技が見たい!」久しぶりの帰省に子供たちのテンションがダダ下がり

毎年恒例の「正月は親戚揃ってご挨拶」が……

おせち お正月といったら親戚が一同に会し、ご馳走を囲んで酒を飲み、みんなで揃って初詣へ。家族とワイワイ楽しい時間を過ごすもの……だったのは、今や昔。コロナを経験した私たちの正月は今、変わろうとしている。 「私と主人は医療従事者。周りの目もあるし、なかなか気軽に帰省ができる状況ではないんです」  そう話してくれたのは、小学生と中学生のふたりの息子を持つ、看護師のMさん(41歳)だ。 「去年のお正月は義実家に帰省できず、親戚の集まりにはうちだけ不参加でした。息子たちも残念がっていたし、義理の両親へ孫を見せられなくて可哀想だなと思っていたのですが……」

東京の正月って、何したらいいの?

 Mさんの義実家があるのは静岡県。親戚は皆、近所に住んでおり、従兄弟も多い。年末年始に集まれなかったのは、Mさん家族だけだった。 「子どもたちが生まれてから、帰省しないお正月は初めてでした。だから、『東京の家でのお正月って、一体何をすればいいんだろう』って思いましたね。でも、思い切って『休みだし、何もしなくていいや~』と吹っ切れたんですよ(笑)。大掃除なんかもちろんせず、料理をするのも面倒だったので、ピザをとったりカップラーメンたべたり、テレビもほぼつけっぱなし。初詣なんか寒いから行きませんよ。超だらけたお正月でした」  だが、この時にしみついた“楽しい思い出”が翌年、思わぬ事態を引き起こすことになるとは……。
次のページ
正月は毎年コレがいい!
1
2
3
1985年、埼玉県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター/編集者に。プライベートでは3人の男児を育てている。趣味は家事をしながらの片手間読書、年間200冊くらいサクサク読みたいところ。

記事一覧へ
おすすめ記事