チャーシュー、キャベツ、豚骨ソースと並んですばらしかったのが、全粒粉入りの極太麺。考えてみれば、ピザ生地も麺も小麦由来なわけで。ピザとラーメンのハイブリッド感は大ヒットと思うほど、まったく違和感がないおいしい組み合わせです。箸を使って麺を味わうことができるほどしっかり量の麺がトッピングされているのですが、わざわざ箸を使わなくてもワンハンドでキレイに食べることができることにも驚いてしまいました。 そして今回、最もインパクトが強かったのは、ハイボールやレモンサワーにこんなにも合うピザは他にない！という確信でした。背徳感を和らげるように黒ウーロン茶がセットになった「罪悪感を少しでも薄めたいんだセット（配達2940円、持ち帰り2540円）」も用意されていますが、自前でハイボールを準備してから堪能することを強くオススメします。 ピザは今ではスーパーマーケットやコンビニなどでも気軽に買えるようになっています。そんな中、久しぶりに度肝を抜く、食べて元気になる超個性派ピザが現れたように思います。いつものピザに飽きている方、二郎系を愛する方、とにかく食べて元気になりたい方は、売り切れにならないうちに試してみては。 ＜TEXT／スギアカツキ＞ 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』（英語版）が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。