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SNSで“奇跡の66歳”と話題の女性に聞く、若々しくいられる秘訣「普通の60代の暮らし方はわからない」

ストレスらしいストレスがない

打首獄門同好会

2024年12月7日「打首獄門同好会」結成20周年ツアーの様子(提供写真)

 とはいえ、junkoさんはスポーツをよくやっているという。 「59歳で始めたキックボクシングと、64歳で始めた筋トレのジムに時間が許すかぎり行っています。去年の『打首獄門同好会』の20周年ライブツアーが終わってからは、多い時で月23日行ってましたね(笑)。運動していて体力はすごくあると思います。肌が丈夫なのもそのせいかも」  キックボクシングでは、サンドバッグを打つ時に先生が「ムカつく奴を思い浮かべろ!」「ストレスを発散しろ!」と言うそうだが、junkoさんは「ムカつく奴が思い浮かばない」「ストレスらしいストレスがない」と苦笑する。 「基本的に私はワガママで、好きなこと、やりたいことしかしていないので。人間だからムカつくこともたまにはありますが、すぐ人に話してネタで消化しちゃう(笑)。だから、嫌なことや不満を1人で抱え込むみたいなことはないです」

好きなものに囲まれて好きに生きる

junko

綺麗なパステルのネイルを見せてくれたjunkoさん

 junkoさんは「もう30年以上髪型も好きな服装も変わらない」「好きなものはずっと好きでいる」と語る。 「まわりに嫌いなものは一切ないです。嫌いなものは食べないし、着たくない服は着ない。もちろん、嫌いな人も近くには1人もいません。どこに“自分の好きがあるか”を重視しています」  また、世論や一般論に関しても「全く気にしたことがない」と言い切る。 「世間一般では、きっと66歳で金髪ロングはダメなのでしょうし、結婚していないことをあまりよく思わない人もいるのでしょうが、全く気にしないです。結婚しないことも自分の意思で“自分には結婚は向いていない”と思って決めたので。でも、常に好きな人はいたし、色んなジャンルの友達も多いから頻繁に女子会してる。とにかく毎日が楽しいです」 「おばちゃん、その服どうなの?」「実物は老けてる!」などと言われても「スルーします」と笑う。 「最初に話したとおり、自分では特別に若いとも思っていないので、批判的なこと言われても気になりません。実際に自分の歳は自分の歳なので(笑)。好きな服を着て、好きな髪型をするのに、他の人の目や考えは気にならないです。  鏡で自分を見て少し太ってきたら着たい服のためにダイエットをすることはあるけど、他の人に言われて趣味嗜好を変えることは絶対にありませんね」  好きなものに囲まれて好きに生きる——。  シンプルに見えて難しいことだが、自分の「好き」に正直に生きているjunkoさんはとても輝いて見えた。それこそが若々しく生きる秘訣なのかもしれない。 <取材・文・撮影(インタビュー)/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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